日本史と世界史、どっちが受かりやすい?MARCH・関関同立志望の選び方
「MARCH・関関同立を目指したいけど、日本史と世界史どっちがいい?」
「日本史の方が覚えやすい?」
「世界史の方が点数を伸ばしやすい?」
高1・高2で文系を選び、社会科目を決めるタイミングになると、かなり多くの人が悩みます。
結論から言うと、
日本史と世界史のどちらか一方が、MARCH・関関同立で絶対に受かりやすいとは言えません。
「日本史は簡単」
「世界史は有利」
といった話だけで決めるのはおすすめしません。
私立大学では、大学・学部・方式によって利用できる科目や配点が異なります。パスナビでも、地歴は「日本史探究」「世界史探究」などから選択する形式が一般的に示されていますが、実際の利用科目は志望大学ごとに確認する必要があります。
重要なのは、
暗記の相性
その科目への興味
学校の授業進度
志望大学の入試科目
受験までに確保できる時間
から、自分に合った方を選ぶことです。
この記事では、MARCH・関関同立志望者向けに、日本史と世界史の違いと選び方を解説します。
結論|「受かりやすい方」ではなく「完成させやすい方」を選ぶ
社会科目を選ぶとき、
「平均点が高い方」
「暗記量が少ない方」
を探したくなるかもしれません。
しかし、これはあまりおすすめできません。
年度によって問題の難易度は変わります。
実際、共通テストでも2026年度の「歴史総合、世界史探究」は前年よりやや難化したと河合塾が分析しています。一方で、こうした年ごとの平均点や難易度を、そのまま私大一般選抜の有利・不利に当てはめることはできません。
だから考えるべきなのは、
自分が入試本番までにどちらを高い完成度まで持っていけるか
です。
MARCH・関関同立で社会を得点源にしたいなら、
「なんとなく世界史の方が簡単そう」
ではなく、
自分が続けられる科目を選ぶ
ことが最優先です。
日本史と世界史の違いをざっくり比較
大きく分けると、こんな違いがあります。
| 比較 | 日本史 | 世界史 |
|---|---|---|
| 範囲 | 日本を中心に深く学ぶ | 世界各地域を広く学ぶ |
| 用語 | 漢字が多い | カタカナ・漢字・地名など多様 |
| 流れ | 1つの国の歴史を追いやすい | 複数地域の縦・横の関係が必要 |
| 地理感覚 | 日本国内中心 | 世界地図がかなり重要 |
| 文化史 | 日本文化・人物・作品 | 各地域の宗教・文化・思想 |
| 向いている人 | 日本の歴史が好き | 海外史・国際関係が好き |
ただし、
「日本史=暗記量が少ない」「世界史=暗記量が多い」
のように単純化するのは危険です。
どちらもMARCH・関関同立レベルまで仕上げるなら、かなりの知識量が必要になります。
日本史は「狭く深く」なりやすい
日本史は、
基本的には日本列島の歴史を追っていきます。
縄文・弥生。
古代。
中世。
近世。
近現代。
と、一つの時間軸を追いやすいため、
歴史の流れそのものは整理しやすい
というメリットがあります。
例えば、
鎌倉幕府。
室町幕府。
戦国時代。
織豊政権。
江戸幕府。
と、時代の移り変わりが比較的見えやすいです。
その一方で、
土地制度。
政治制度。
人物。
法令。
文化史。
外交。
史料。
など、
一つひとつの時代を細かく問われる
ことがあります。
だから、
「日本のことだけだから簡単」
というわけではありません。
世界史は「広くつなげる」力が必要
世界史では、
ヨーロッパ。
中国。
イスラーム世界。
インド。
東南アジア。
アメリカ。
アフリカ。
など、多くの地域を勉強します。
そのため、
範囲の広さ
に最初は戸惑いやすいです。
さらに難しいのが、
「同じ時期に何が起こっていたか」
という横のつながりです。
例えば、
ヨーロッパでは何が起きていたのか。
そのとき中国では何王朝だったのか。
イスラーム世界では何が起きていたのか。
を同時に整理する必要があります。
2026年度共通テスト世界史でも、史料・地図・図版などの情報と歴史知識を組み合わせて判断する問題が多く出題されたと河合塾は分析しています。単なる用語暗記だけではなく、知識を関係づけて使う力が必要です。
暗記が苦手なら日本史?世界史?
これも、
一概には言えません。
日本史は漢字の人名・法律・制度が多いです。
例えば、
墾田永年私財法。
御成敗式目。
武家諸法度。
公事方御定書。
など。
こうした漢字の用語を覚えることが苦にならない人は、日本史と相性がいい可能性があります。
一方、世界史では、
カール大帝。
シャルルマーニュ。
メッテルニヒ。
ビスマルク。
コンスタンティノープル。
など、カタカナの人名・地名が大量に登場します。
「カタカナが本当に覚えられない」
という人は、世界史に苦戦することがあります。
逆に、
海外の国名や人物名を覚えるのが好き。
地図を見るのが好き。
という人なら、世界史がかなり楽しく感じるかもしれません。
「暗記量が少ない方」で決めない
社会科選択でありがちなのが、
「どっちが暗記量少ない?」
という質問です。
しかし、
MARCH・関関同立レベルを目指すなら、
どちらも相応の暗記量があります。
そして重要なのは、
暗記量だけではありません。
世界史なら、
各地域の因果関係。
同時代の横のつながり。
地図。
宗教。
文化。
日本史なら、
政治史。
社会経済史。
外交史。
文化史。
史料。
などがあります。
つまり、
単純な用語数ではなく、
どちらの知識なら自分が理解しながら覚えられるか
を見る方が重要です。
一番重視してほしいのは「興味」
高1・高2なら、
個人的にはここをかなり重視してほしいです。
どちらの授業なら、まだ聞いていて面白いか。
これです。
例えば、
戦国時代。
幕末。
明治維新。
日本の政治。
などが好きなら、日本史。
ローマ帝国。
フランス革命。
中国王朝。
イスラーム世界。
世界大戦。
国際関係。
などが好きなら、世界史。
社会科は、
高3になると何百時間も勉強する可能性があります。
だから、
興味があるかどうかは想像以上に大きいです。
「世界史の方が受かりやすいらしい」
という理由で選んだものの、
世界史が全く好きではない。
毎日の勉強が苦痛。
となれば、結局完成度が上がりません。
高1・高2なら学校の授業もかなり重要
もう一つ確認したいのが、
学校の進度
です。
例えば、
日本史は高2からしっかり授業がある。
世界史は高3から。
という学校。
逆に、
世界史探究の授業が充実している学校。
日本史は進度が遅い。
という学校もあります。
高1・高2なら、学校の授業を活用できる方を選ぶメリットは大きいです。
学校で、
授業。
定期テスト。
小テスト。
を受ければ、
それ自体が復習になります。
つまり、
塾や自習だけでゼロから進める時間を減らせる
ということです。
ただし「学校で進んでいるから」だけで決めなくてもいい
一方で、
学校が日本史を推している。
友達もみんな日本史。
だから日本史。
と決める必要もありません。
世界史の方が圧倒的に興味があり、
志望大学でも利用できる。
なら、世界史を選んでも構いません。
学校の進度は、
判断材料の一つ
です。
最終的には、
自分の興味。
志望大学。
勉強時間。
とのバランスで考えます。
志望大学の入試科目は絶対に確認する
ここは非常に重要です。
社会科目を決める前に、
志望している大学・学部・方式で、その科目が使えるか
を確認してください。
MARCH・関関同立だから、
全部日本史・世界史のどちらでも受けられる。
とは限りません。
入試方式によって、
利用できる社会科目。
配点。
共通テスト利用。
選択科目。
が異なる場合があります。
パスナビでは各大学の入試科目・配点を確認できますが、最終的には受験年度の大学公式募集要項まで確認してください。
「日本史の方がMARCHに有利」は本当?
基本的に、
科目名だけで一律に有利とは言えません。
同様に、
「世界史の方がMARCHに受かりやすい」
とも言えません。
私立大学は科目選択別の合格率を細かく公表していないケースも多く、受験者全体の平均点だけから「どちらが有利」と判断することはできません。
さらに大学によっては、選択科目間の得点調整や標準化を行う場合があります。
そのため、
SNSで「今年は日本史の方が有利だった」
といった話を見ても、それだけで選択科目を変えない方がいいです。
日本史に向いている人
日本史を選びやすいのは、
日本の歴史が好き。
戦国・幕末などに興味がある。
漢字の暗記に抵抗がない。
一つの国の歴史を深く追いたい。
学校の日本史授業が充実している。
という人です。
また、
海外の地理関係や大量のカタカナを覚えるのがかなり苦手。
という場合も、日本史の方が入りやすい可能性があります。
世界史に向いている人
世界史を選びやすいのは、
海外の歴史が好き。
世界大戦や国際政治に興味がある。
地図を見るのが好き。
国同士の関係を考えるのが好き。
カタカナの人名・地名に抵抗がない。
という人です。
世界史は、
複数地域をつなげて理解できるようになると、
一気に面白くなる科目です。
逆に、
全部を別々に暗記しようとすると、
かなり苦しくなります。
高1ならどう選ぶ?
高1なら、
まだ急いで細かい受験対策を始める必要はありません。
まず、
日本史と世界史の両方に少し触れてみる
のがおすすめです。
学校の授業。
教科書。
YouTubeの授業。
入門参考書。
などで、
それぞれ数時間見てみます。
そのうえで、
「もっと知りたい」
と思える方を選ぶ。
高1なら、
興味をかなり重視して大丈夫です。
その後に、
志望大学で使えるかを確認してください。
高2なら「受験科目として完成させられるか」まで考える
高2になると、
もう少し受験を意識します。
確認したいのは、
- 興味
- 学校の進度
- 現在の成績
- 志望大学
- 高3で確保できる時間
です。
例えば、
高2冬。
日本史は学校で江戸時代まで進んでいる。
世界史はほぼゼロ。
両方同じくらい好き。
という状況なら、
日本史を続ける方が効率的な可能性があります。
逆に、
日本史を1年間勉強しても全く興味が持てず、
世界史ならかなり好き。
まだ高2。
という段階なら、
変更を検討する余地があります。
高3で科目変更はあり?
基本的には、
慎重に考えてください。
例えば高3夏に、
「日本史が伸びないから世界史に変えます」
となると、
世界史の通史をゼロから勉強する必要があります。
かなり大きな負担です。
特にMARCH・関関同立志望なら、
その時期には、
英語。
国語。
過去問。
も進める必要があります。
だから、
単純に模試の点数が低いという理由だけで、
安易に科目変更するのはおすすめしません。
高3で変更するなら、
残り期間・現在の完成度・志望校・英国の状況まで全部見て判断
する必要があります。
「覚えられない=向いていない」とは限らない
ここも大切です。
日本史を選んだけど覚えられない。
世界史を選んだけど覚えられない。
だから、
「科目選択を間違えた」
とは限りません。
実際には、
勉強法が悪いだけ
かもしれません。
例えば日本史なら、
一問一答だけ。
世界史でも、
一問一答だけ。
という勉強では、
知識がつながりにくくなります。
どちらも、
流れ・因果関係
知識
問題演習
過去問
という流れが重要です。
世界史で伸びない人は「横のつながり」を確認する
世界史なら、
ヨーロッパだけ。
中国だけ。
イスラームだけ。
とバラバラに覚えるのではなく、
同じ時期に世界各地で何が起きていたか
を整理します。
さらに、
史料。
地図。
グラフ。
などと知識を結びつけます。
現在の歴史系試験でも、単なる固有名詞の暗記ではなく、資料と既習知識を組み合わせて判断する問題が重視されています。
日本史で伸びない人は「用語の前後」を確認する
日本史なら、
出来事だけを覚えないことです。
例えば、
「班田収授法」
だけではなく、
なぜその制度が作られたのか。
何とセットなのか。
その後どう変化したのか。
まで整理します。
MARCH・関関同立レベルでは、
単純な一問一答だけでなく、
正誤問題や史料問題などを通して、
知識同士の関係
を問われることがあります。
社会選択で一番避けたい決め方
一番避けたいのは、
「友達が選んだから」
です。
次に、
「世界史の方が簡単らしい」
「日本史の方が暗記が少ないらしい」
という理由だけで決めることです。
受験まで、
数百時間勉強する科目です。
だから、
他人の感覚より、
自分が完成させられるか
を考えてください。
迷ったらこの5つで決める
日本史・世界史で迷っているなら、次の5項目で比べてください。
- 興味があるのはどちらか
- 漢字とカタカナ、どちらを覚えやすいか
- 学校の授業がどこまで進んでいるか
- 志望大学・学部で利用できるか
- 入試までにどちらを完成させやすいか
この中でも、
志望大学で使えること
は絶対条件。
そのうえで、
興味+現在の進度
をかなり重視すると決めやすいです。
まとめ|日本史と世界史、受かりやすいのはどっち?
結論は、
人によります。
日本史だから有利。
世界史だから有利。
と一律には言えません。
日本史は、
日本という一つの軸を深く学びやすい。
世界史は、
複数地域の歴史を広くつなげて学ぶ。
という違いがあります。
だから、
日本史・世界史を選ぶときは、
「簡単そう」
ではなく、
どちらなら入試本番まで勉強を続け、高い完成度まで持っていけるか
を基準にしてください。
特に高1・高2なら、
まだ十分に時間があります。
学校の進度。
興味。
志望大学。
を確認して、
早めに自分の受験科目を決めておくと、高3で英語・国語・過去問へ使える時間も増やせます。
MARCH・関関同立専門塾 Strategia
社会科目を決めるとき、
「日本史と世界史のどちらがいい?」
だけを見るのは十分ではありません。
本当に重要なのは、
その科目を選んだあと、英語・国語と一緒にどう完成させるか
です。
例えば、
日本史なら、
いつ通史を終えるのか。
いつ一問一答を完成させるのか。
いつ過去問へ入るのか。
世界史なら、
いつ通史を完成させるのか。
いつ縦・横の流れを整理するのか。
いつ問題演習へ入るのか。
を決めます。
さらに、
社会ばかり勉強して英語が遅れる。
英語に時間を使いすぎて社会が11月になっても終わらない。
ということも避けなければなりません。
Strategiaでは、
参考書ルート × 毎週の進捗管理 × 大学別過去問対策
を組み合わせ、
日本史・世界史だけではなく、
英国社3科目をまとめて入試本番から逆算
します。
高1・高2で、
「日本史と世界史のどちらにするか迷っている」
という人。
高3で、
「今の社会選択のままで本当に間に合うのか不安」
という人。
どちらの場合も、
単純に「どちらが簡単か」ではなく、
自分の志望校まで含めた受験戦略
で決めることが重要です。