MARCH・関関同立の世界史が覚えられない人へ|点数が伸びる勉強の順番
「世界史を勉強しているのに全然覚えられない」
「一問一答を何周しても、模試になると点が取れない」
「用語は見たことがあるのに、問題になると答えられない」
MARCH・関関同立を目指している受験生で、こう悩む人はかなり多いです。
結論から言うと、
世界史が覚えられない原因は、暗記力そのものではなく“覚える順番”にあることが多いです。
特に危険なのが、
最初から一問一答だけを回し続けること。
世界史は、用語をバラバラに覚えるだけでは伸びにくい科目です。
基本は、
流れ・因果関係
知識
問題演習
過去問
の順番です。
東進の世界史教材でも、重要用語だけでなく「出来事の流れ・因果関係」を理解することが重視されています。実際、世界史の勉強法としても、大きな流れをつかみ、そのうえで知識を定着させる考え方が紹介されています。
この記事では、MARCH・関関同立志望者向けに、
世界史が覚えられないときに何からやり直せばいいのか
を順番に解説します。
まず結論|「一問一答をもっとやる」だけでは解決しない
世界史が覚えられないと、
「まだ周回数が足りないのかな」
と思って、
一問一答を3周。
5周。
10周。
と増やす人がいます。
もちろん、一問一答は非常に便利です。
ただし、
一問一答は“世界史そのものを理解する教材”ではなく、“知識を確認する教材”として使った方が強い
と考えてください。
東進の世界史一問一答も、単なる単語暗記ではなく、問題文を通して流れや因果関係まで理解できる構成を特徴として挙げています。裏を返せば、単語だけを切り取って覚える使い方では世界史の強みを活かし切れません。
世界史が覚えられない人に多い状態
例えば、
「三部会」
「国民議会」
「バスティーユ牢獄襲撃」
「人権宣言」
「ヴァレンヌ逃亡事件」
という言葉を一問一答で覚えたとします。
単語だけなら答えられる。
でも、
「なぜ三部会が開かれた?」
「国民議会へどうつながった?」
「ヴァレンヌ逃亡事件によってフランス国民の王への見方はどう変わった?」
と聞かれると分からない。
この状態では、
知識が“点”になっています。
MARCH・関関同立の世界史で必要なのは、
点と点を線でつなぐこと
です。
世界史は「なぜ?」を入れると覚えやすくなる
世界史を勉強するとき、
出来事を見るたびに、
「なぜ起きた?」
を考えてみてください。
例えば、
フランス革命。
「1789年にフランス革命が起きた」
だけを覚えるのではありません。
財政危機。
三部会招集。
第三身分の反発。
国民議会。
革命へ。
という形で、
原因→出来事→結果
をつなげます。
実際、2026年の東進合格体験記でも、世界史を単純な暗記科目として扱わず、出来事の背景や因果関係を意識し、知識を「点ではなく線」で結びつけて学習したという例があります。
第1段階|まず「大きな流れ」をつかむ
世界史が苦手な人ほど、
最初から細かい固有名詞へ行かない方がいいです。
まずは、
世界史全体の大きな流れ
を理解します。
例えばヨーロッパなら、
古代ギリシア・ローマ
中世ヨーロッパ
ルネサンス・宗教改革
絶対王政
市民革命
産業革命
帝国主義
世界大戦
という大枠です。
中国史なら、
秦
漢
魏晋南北朝
隋
唐
宋
元
明
清
という軸を作ります。
最初から、
「○○年に誰が何をした」
を全部暗記しなくても構いません。
まず地図を作る。細かい知識は後から載せる。
この感覚が大切です。
東進の世界史学習教材でも、古代史・ヨーロッパ史・イスラーム史・中国史・近現代史などの「大きな流れ」を把握することが勉強の土台として扱われています。
第2段階|流れの中に用語を入れる
大きな流れが見えてきたら、
次に、
一問一答や教科書の重要語句
を入れます。
ここで初めて、
用語暗記がかなり効いてきます。
例えば、
中国史の「唐」を勉強したら、
均田制。
租庸調制。
府兵制。
科挙。
安史の乱。
両税法。
などを追加します。
ただし、
単語だけではなく、
その用語がどの時代のどの流れにあるのか
までセットにします。
理想は、
「安史の乱」
と聞いた瞬間に、
唐。
玄宗。
節度使。
安禄山。
755年。
唐の弱体化。
という関連知識が出てくる状態です。
一問一答は「答えられれば終わり」ではない
例えば、
「ビザンツ帝国の首都は?」
コンスタンティノープル。
これだけなら一問一答としては正解です。
しかしMARCH・関関同立対策なら、
そこから、
どこにあるのか。
東ローマ帝国との関係。
オスマン帝国にいつ征服されたのか。
現在の都市名は何か。
まで関連づけられると強くなります。
世界史では、
1つの用語から関連知識を引き出せるか
が重要です。
地図を使うと世界史はかなり覚えやすくなる
世界史が苦手な人には、
地図をほとんど見ていない人
も多いです。
例えば、
プロイセン。
オーストリア。
ポーランド。
バルカン半島。
クリミア半島。
こうした位置関係が曖昧なままだと、
戦争や外交関係を覚えにくくなります。
世界史では、
「誰が」「いつ」だけではなく「どこで」
も重要です。
東進も、地図を頭に入れることで世界史の出来事や用語を視覚的に理解できると説明しており、共通テストと主要大学の入試問題を分析した地図学習教材を展開しています。
教科書・資料集を開くときは、
出来事が起きた場所も必ず確認してください。
第3段階|問題演習を始める
ある程度通史と用語が入ったら、
問題を解きます。
ここも非常に重要です。
世界史が伸びない人は、
「まだ覚えていないから問題集は早い」
と考えがちです。
しかし、
問題を解かなければ、
何を覚えていないのか分かりません。
例えば、
一問一答なら答えられる。
年代整序になると間違える。
これは、
時系列が弱い。
人物名は答えられる。
正誤問題になると間違える。
これは、
知識の正確さが足りない。
出来事は知っている。
地図問題で間違える。
これは、
場所との結びつきが弱い。
ということです。
問題演習には、
自分の知識の穴を発見する役割
があります。
問題演習で間違えたら「知らなかった」で終わらせない
問題を間違えたとき、
まず、
何が原因だったのか
を考えます。
例えば、
第一次世界大戦の問題を間違えた。
原因が、
用語を知らなかった。
のか、
参戦国を混同した。
のか、
年代順を間違えた。
のか、
戦後処理と結びついていなかった。
のか。
同じ不正解でも、
戻る勉強が違います。
だから、
「世界史が苦手」
ではなく、
世界史の何が苦手なのか
まで細かくしてください。
世界史は「縦」と「横」の流れを意識する
世界史特有の難しさが、
同じ時期に世界各地で別のことが起きている
ことです。
例えば、
ヨーロッパ史は分かる。
中国史も単独なら分かる。
イスラーム史も覚えた。
でも、
「同じ時期に何が起きていたか」
を聞かれると分からない。
この場合、
横のつながりが弱い状態です。
世界史では、
縦=一つの地域・国家の時代の流れ
と、
横=同じ時代の世界各地の動き
の両方を見る必要があります。
2026年の東進合格体験記でも、世界史学習で「横の流れ」をしっかりつかめているかを意識したという受験生の例が紹介されています。
「細かい知識を全部覚えなきゃ」は危険
MARCH・関関同立の過去問を初めて解くと、
「こんな細かいことまで聞かれるの?」
と思うことがあります。
その結果、
細かい用語ばかり集め始める。
これは注意が必要です。
まずは、
基本知識と因果関係
です。
東進の世界史Q&Aでも、一問一答だけを暗記すると単語だけの知識になって伸びにくく、まず基本的な因果関係を押さえたうえで、過去問で出会った細かい知識を追加する方法が勧められています。
つまり、
最初から全部の難語を暗記する
のではありません。
基礎。
標準問題。
過去問。
必要な細かい知識を追加。
という順番です。
第4段階|MARCH・関関同立の過去問へ
通史・用語・標準問題がある程度できたら、
志望校の過去問
へ進みます。
ここで重要なのは、
「世界史の実力を測る」
だけではありません。
大学ごとに、
どんな聞き方をするのか。
どの地域が出やすいのか。
文化史はどの程度必要か。
正誤問題が多いのか。
年代整序があるのか。
史料・地図がどの程度出るのか。
を確認します。
そして、
志望大学に合わせて世界史を完成させます。
過去問で知らない知識が出たらどうする?
まず、
教科書・一問一答・問題集にあった知識なのか
を確認してください。
載っていた。
でも答えられなかった。
基礎の定着不足です。
本当に見たことがなかった。
過去問から追加知識として覚えます。
この分類が重要です。
何でも、
「MARCHだから細かすぎる」
「関関同立だから難しい知識が必要」
と考えないでください。
実際には、
知っている基本事項の聞かれ方を変えられているだけ
という問題もあります。
世界史が覚えられない人のNG勉強法
特に避けたいのは、
一問一答だけを最初から最後まで回す
ことです。
もう一つは、
ノート作りに時間をかけすぎること。
教科書を丸写ししたような、
きれいな世界史ノートを作る。
色ペンを使う。
図を書く。
数時間経つ。
でも何も覚えていない。
これでは意味がありません。
ノートは、
自分が何度も間違える内容や、
流れを整理したいところだけに使えば十分です。
「覚える」より「思い出す」を増やす
世界史は、
読む時間だけ増やしても、
定着しにくいことがあります。
教科書を30分読む。
閉じる。
「フランス革命が起きるまでの流れを説明できる?」
と自分に聞く。
この、
何も見ずに思い出す時間
を増やしてください。
例えば、
今日イスラーム史を勉強した。
その日の夜に、
何も見ず、
ムハンマド。
正統カリフ。
ウマイヤ朝。
アッバース朝。
という流れを書いてみる。
翌日にもう一度やる。
この方が、
読むだけより、
自分が本当に覚えているか
を確認できます。
世界史は毎日少しでも触れる
世界史は範囲が広いです。
そのため、
土日にまとめて5時間。
平日はゼロ。
より、
毎日触れる
方が進捗を作りやすいです。
例えば、
朝30分 一問一答復習。
放課後60〜90分 通史。
夜20分 今日の範囲を思い出す。
という形でも構いません。
重要なのは、
世界史を何日も放置しないこと
です。
英語・国語とのバランスを崩さない
そして、MARCH・関関同立志望者が特に注意したいのが、
世界史だけに時間を使いすぎること
です。
世界史は、
やればやるほど、
「まだ知らない知識がある」
と感じやすい科目です。
その結果、
世界史3時間。
4時間。
5時間。
と増えて、
英語長文をやらない。
古文をやらない。
という状態になることがあります。
これは危険です。
MARCH・関関同立の文系入試は、
基本的に、
英語・国語・社会の総合点
で戦います。
世界史だけ満点を取っても、
英語が大きく崩れれば苦しくなります。
だから、
世界史単体ではなく、英国社全体で計画する
必要があります。
世界史が遅れているからといって英語を削りすぎない
例えば高3秋。
世界史の通史が終わっていない。
焦ります。
そこで、
「今週は世界史だけやる」
となる。
しかし、
その1週間で英単語・英文解釈・長文をほぼやらない。
すると、
今度は英語が落ちます。
だから、
世界史が遅れている場合でも、
英語を維持しながら世界史の割合を増やす
という考え方が必要です。
受験勉強は、
一科目だけを見るゲームではありません。
世界史の進捗は「時間」ではなく「範囲」で管理する
「今日は世界史を3時間やった」
だけでは、
進んでいるのか分かりません。
例えば、
今週は、
フランス革命〜ウィーン体制。
来週は、
19世紀ヨーロッパ。
再来週は、
帝国主義。
と、
範囲で計画
してください。
さらに、
通史を読むだけではなく、
「この範囲の一問一答80%」
「問題集まで終了」
というところまで決めます。
高3ほど週単位の進捗管理が必要
特に高3になると、
世界史だけではありません。
英単語。
英文法。
英文解釈。
長文。
現代文。
古文。
世界史。
過去問。
全部進める必要があります。
だから、
「今日は何をやろう」
では遅いです。
今週どこまで終えるか
を先に決めます。
そして週末に、
終わった。
終わらなかった。
予定より進んだ。
を確認し、
翌週の予定を修正します。
「世界史だけの計画」では足りない
ここがかなり重要です。
例えば、
10月末までに世界史通史。
11月に問題集。
12月から過去問。
という計画だけを見ると完璧に見えます。
しかし同時に、
英語の長文。
英文解釈。
古文。
第一志望過去問。
も進めなければなりません。
だから、
世界史の勉強計画は、
英語・国語との兼ね合い
まで含めて作る必要があります。
これが、
受験生が自分一人で計画すると崩れやすいポイントです。
世界史が覚えられないときの勉強順序
迷ったら、
この順番に戻ってください。
大きな流れを理解する
出来事の因果関係を理解する
重要用語を覚える
問題を解く
間違えた原因を確認する
教科書・参考書へ戻る
過去問で大学別に仕上げる
世界史は、
暗記→暗記→暗記
ではありません。
理解→暗記→演習→復習
です。
まとめ|世界史が覚えられないなら「暗記量」より「順番」を変える
MARCH・関関同立の世界史が覚えられないとき、
「自分は暗記が苦手だから」
と決めつける必要はありません。
まず、
自分の勉強が、
一問一答だけになっていないか
確認してください。
基本は、
流れ・因果関係
用語
問題演習
過去問
です。
一問一答は重要です。
しかし、
それを、
流れの中に知識を入れるための教材
として使います。
そして問題演習で、
自分の知識が、
本当に使える状態になっているかを確認します。
最後に過去問で、
MARCH・関関同立の志望大学に必要な知識へ調整していきます。
世界史は、
用語を増やすだけではなく、
知識同士がつながった瞬間に一気に解きやすくなる科目
です。
MARCH・関関同立専門塾 Strategia
世界史が覚えられない人の中には、
勉強法そのものより、
進捗管理で失敗している人
もいます。
世界史をやらなきゃ。
英語もやらなきゃ。
古文も終わっていない。
過去問も始めなきゃ。
その結果、
毎日その場で勉強する科目を決めて、
どれも中途半端になる。
MARCH・関関同立を目指すなら、
必要なのは、
世界史だけの参考書ルートではありません。
英語。
国語。
世界史。
過去問。
すべてを入試本番から逆算して、
「今週どこまで終えるか」
を管理する必要があります。
Strategiaでは、
参考書ルート × 毎週の進捗管理 × 大学別過去問対策
を組み合わせ、
世界史なら、
通史をいつまでに終えるのか。
一問一答をいつまでに何周するのか。
問題演習へいつ移るのか。
志望校の過去問をいつ始めるのか。
まで整理します。
さらに、
世界史だけを進めすぎて英語が遅れる。
英語ばかりやって世界史が11月になっても終わらない。
という状態にならないように、
英国社3科目をまとめて管理する
ことが重要です。
「一問一答を何周しても覚えられない」
「世界史に時間を使いすぎて英語ができていない」
「今のペースで入試までに通史が終わるか不安」
という人ほど、
新しい参考書を増やす前に、
勉強の順番と英国社全体の進捗を見直してみてください。