関関同立は今から間に合う?逆転合格までの勉強スケジュール

「夏休みが終わったのに、あまり勉強できなかった」

「部活を引退して、9月から本格的に受験勉強を始める」

「偏差値40〜50台だけど、関関同立に行きたい」

9月になると、こうした不安を感じる受験生はかなり増えます。

結論から言うと、

9月からでも関関同立は狙えます。

ただし、春から勉強してきた受験生と同じペースでは間に合いません。

必要なのは、

「勉強時間を増やすこと」より、「合格に必要な勉強に絞ること」

です。

関西大学の2027年度一般入試は2月1日〜7日に実施されるため、9月からでも本番まで約5か月あります。同志社大学も一般選抜は例年2月が中心です。つまり、時間は少ないものの、まだ「完全に手遅れ」という時期ではありません。

この記事では、9月から関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学を目指す受験生に向けて、逆転合格までの勉強スケジュールを解説します。

まず結論|9月からの5か月はこう使う

9月スタートなら、基本的には、

9月:基礎完成

↓

10月:標準問題完成

↓

11月:関関同立レベル+過去問開始

↓

12月:過去問+弱点補強

↓

1月:大学別対策+併願校対策

↓

2月:本番

という流れがおすすめです。

一番重要なのは、

11月頃には過去問へ入ること。

「参考書を全部終えてから赤本をやろう」

と考えていると、9月スタートでは過去問が遅くなりすぎます。

完成していなくても一度解き、

「今の自分に何が足りないのか」

を確認することが重要です。

9月から関関同立は本当に間に合う?

可能性はあります。

ただし、

誰でも間に合う

という意味ではありません。

9月時点で、

英単語がほとんど分からない。

英文法も未習。

古文単語・文法もゼロ。

日本史・世界史もほとんど進んでいない。

という状態から同志社大学の人気学部を第一志望にするなら、かなり厳しい戦いになります。

一方で、

基礎はある程度やっている。

学校の授業は理解できる。

部活で夏まで勉強時間を確保できなかった。

参考書の進め方が定まっていなかった。

という人なら、

9月から勉強内容を整理することで十分伸びる余地があります。

重要なのは、

「偏差値45だから無理」

「9月だから無理」

ではなく、

現在の実力から入試までに何を完成させる必要があるか

を見ることです。

最初にやるべきこと|志望大学をある程度絞る

9月から逆転を目指すなら、

「関関同立ならどこでもいい」

という状態から早めに抜けてください。

理由は、4大学で入試問題の特徴がかなり違うからです。

関西大学は、

パラグラフ整序や文脈判断

が特徴的です。

関西学院大学は、

長文・文法語彙・英作文など総合力

を要求されます。

同志社大学は、

長文読解・英文解釈・記述

の重要度が高い。

立命館大学は、

長文+文法+語彙

という比較的安定した形式です。

つまり、

関関同立対策という一つの勉強法があるわけではありません。

9月時点では、

第一志望

+

併願したい大学

をある程度決めておきましょう。

9月|基礎を完成させる

9月のテーマは、

「基礎の穴を埋める」

です。

この段階で焦って関関同立の過去問ばかり解いても、

単語が分からない。

英文構造が取れない。

古文が読めない。

歴史用語を知らない。

という状態なら、伸びません。

まずは入試問題を解くための土台を作ります。

英語|最優先で進める

関関同立志望なら、

英語を最優先

にしてください。

英語は短期間で一気に完成させにくく、

単語

↓

文法

↓

英文解釈

↓

長文

という積み重ねが必要だからです。

9月は、

英単語:毎日

英文法:毎日

英文解釈:毎日

長文:2日に1題程度

を目安にします。

単語帳は、

ターゲット1900

システム英単語

LEAP

など、今使っているものをまず完成させます。

新しい単語帳を何冊も増やす必要はありません。

9月から大事なのは、

参考書の数ではなく完成度

です。

英文法は標準レベルまででいい

関関同立だから、

難しい英文法問題集まで全部やらなければならない。

というわけではありません。

まずは、

英文法ポラリス1

Next Stage

Vintage

Scramble

などを使って、

標準英文法を完成

させます。

ただし、大学によって文法問題の重要度が違います。

例えば立命館大学や関西学院大学など、文法・語彙系の独立問題が出る大学では、網羅系問題集をしっかり仕上げる価値があります。

一方、

長文の比重が高い大学なら、

文法問題集ばかりに時間を使わず、

英文解釈へ早く進む

ことが重要です。

英文解釈を飛ばさない

9月スタートでよくある失敗が、

単語

↓

長文

と進んでしまうことです。

しかし、

英文解釈

を飛ばすと、関関同立レベルで一気に苦しくなります。

長い英文を見たときに、

主語がどこか。

動詞がどこか。

どこからどこまでが修飾なのか。

関係詞が何を説明しているのか。

を正確に判断する必要があります。

特に同志社大学を目指すなら、

英文解釈の完成度はかなり重要

です。

国語|現代文は解き方を固定する

現代文は、

とにかく問題数を増やす

という勉強になりがちです。

しかし9月は、

文章の読み方を固める

ことを優先してください。

意識したいのは、

対比

因果関係

具体と抽象

言い換え

筆者の主張

です。

さらに、

「なぜこの選択肢が正解なのか」

「なぜ他の選択肢は間違いなのか」

を本文から説明できるようにします。

古文|9月中に単語と文法

古文が苦手なら、

9月は、

古文単語+古典文法

を優先します。

特に、

助動詞

敬語

識別

主語判断

は重要です。

古文も英語と同じで、

単語と文法が分からないのに長文演習だけ増やしても伸びません。

まず基礎を完成させてから読解に移ります。

日本史・世界史|まず通史

9月時点で社会が終わっていない人も多いでしょう。

まだ間に合います。

ただし、

一問一答だけを最初から最後まで暗記する勉強

には注意してください。

まずは、

通史

を進めます。

いつ。

誰が。

何をした。

なぜ起こった。

その後どうなった。

という流れを理解したうえで、

一問一答や問題演習で知識を細かくします。

目標としては、

10月末〜11月前半までに通史を一度完成

させたいところです。

10月|標準問題を解ける状態へ

10月になったら、

基礎知識を問題で使う練習

を増やします。

英語なら、

単語

文法

英文解釈

を継続しながら、

長文の割合を増やす。

例えば、

9月は2日に1題だった長文を、

10月からは、

できれば1日1題

に近づけていきます。

ただし、

解いて丸付けして終了

では意味がありません。

知らなかった単語。

読めなかった英文。

間違えた設問。

を必ず復習します。

10月から「関関同立レベル」を意識する

10月後半になると、

標準レベルの長文から、

関関同立に近い難度

へ少しずつ上げます。

ここで、

いきなり同志社の難しい長文を毎日解く

必要はありません。

現在のレベルより、

少し難しい問題

を解きます。

そして、

読めない原因が、

単語なのか。

解釈なのか。

論理構造なのか。

時間不足なのか。

を確認します。

11月|過去問開始

11月になったら、

過去問を始めます。

ここからは、

参考書中心

↓

過去問+参考書

へ変わります。

例えば関西大学を第一志望にするなら、

実際のパラグラフ整序を解く。

同志社なら、

長文の分量と記述に触れる。

立命館なら、

文法・語彙を含めた大問構成を確認する。

関西学院大学なら、

受験予定の日程の問題形式を見る。

こうして初めて、

自分が本番までに何を強化すべきか

が具体的になります。

最初の過去問で点が取れなくても問題ない

11月の最初に過去問を解いて、

40%。

50%。

しか取れなかった。

それだけで、

「もう無理だ」

と考える必要はありません。

この時期の過去問は、

合否判定ではなく弱点発見

の意味が大きいからです。

例えば英語が45%だったとしても、

単語問題は取れている。

長文の前半は読めている。

最後の大問だけ時間切れ。

なら、

課題は、

速読と時間配分

かもしれません。

反対に、

全大問で知らない単語・構文だらけなら、

基礎へ戻る必要があります。

12月|過去問→参考書→過去問

12月は、

過去問中心

に切り替えていきます。

理想は、

過去問

↓

弱点発見

↓

参考書に戻る

↓

弱点補強

↓

次の年度

というサイクルです。

例えば、

関大の整序が取れない。

↓

接続詞・指示語・段落構造を復習。

同志社の長文が読めない。

↓

英文解釈・長文問題集へ戻る。

立命館の文法を大量に落とす。

↓

Next Stage・Vintageへ戻る。

という形です。

過去問は参考書を卒業した後にやるものではありません。

参考書と過去問を往復してください。

12月から大学ごとの差がかなり大きくなる

基礎段階では、

関関同立4大学でやることはそれほど変わりません。

しかし、

12月以降は大きく変わります。

関西大学なら、

パラグラフ整序・文脈判断

の演習量を増やす。

関西学院大学なら、

長文+文法語彙+必要なら英作文

まで穴なく仕上げる。

同志社大学なら、

英文解釈+長文速読+和訳・英作文

を強化。

立命館大学なら、

長文+文法・語彙の取りこぼしを減らす。

このように、

大学別対策

へ移行します。

1月|「関関同立対策」をやめる

1月になったら、

もう、

「関関同立対策」

ではありません。

「関西大学英語」

「同志社大学英語」

「立命館大学国語」

といった、

大学・科目単位

で考えます。

さらに可能なら、

学部・方式単位

まで確認します。

関西大学の2027年度一般入試は、全学日程1が2月1日〜3日、学部独自日程が2月4日、全学日程2が2月5日〜7日です。したがって、1月は本番直前の大学別調整期間になります。

1月は併願校対策も忘れない

第一志望の過去問だけをやって、

併願校を一度も解かない。

これは危険です。

関関同立を第一志望にしていても、

近畿大学

龍谷大学

京都産業大学

甲南大学

などを併願するケースがあります。

大学が変われば問題形式も変わります。

そのため、

安全校・併願校も最低限過去問を確認する

ようにしてください。

9月スタートで一番やってはいけないこと

一番危険なのは、

参考書を増やしすぎること

です。

関関同立に受かりたい。

↓

YouTubeで参考書ルートを見る。

↓

単語帳を追加。

↓

文法問題集を追加。

↓

英文解釈を3冊買う。

↓

長文問題集も何冊も買う。

これでは、

どの参考書も中途半端になります。

9月スタートなら、

必要な参考書を絞って完成させる

方が重要です。

10冊を60%ずつやるより、

必要な5冊を95%以上

まで仕上げる方が合格につながりやすくなります。

もう一つ危険なのは「過去問を温存すること」

過去問を、

「実力がついてから使いたい」

と考えて12月・1月まで残す受験生がいます。

おすすめしません。

過去問は、

自分の実力を確認するだけでなく、

入試問題から勉強内容を決めるため

にも使います。

特に関西大学のように独特な形式がある大学では、過去問への慣れが重要です。

関西大学は公式サイトで2026年度の入試問題・解答例を公開しており、2027年度向けの一般選抜情報もすでに案内しています。

偏差値40台でも関関同立は狙える?

可能性はあります。

ただし、

偏差値40→60に上げれば合格

という考え方ではありません。

入試本番で必要なのは、

模試の偏差値ではなく、

志望校の問題で合格最低点を超えること

です。

例えば、

英語偏差値45。

でも単語が弱いだけで、

文法・解釈はできる。

という人。

英語偏差値45。

単語・文法・解釈すべて弱い。

という人。

同じ偏差値でも、

必要な勉強量は全く違います。

だから、

偏差値だけで残り期間を判断しないこと

が重要です。

9月からの勉強時間の目安

学校がある平日なら、

できれば、

5〜6時間前後

確保したいところです。

休日なら、

8〜10時間程度

あると進めやすくなります。

ただし、

10時間机に座った

こと自体に意味があるわけではありません。

重要なのは、

何を完成させたか

です。

例えば、

「今日は8時間勉強した」

より、

「シス単を300語復習して95%即答」

「英文解釈を10題復習」

「世界史をフランス革命まで完成」

という方が具体的です。

9月スタートの平日スケジュール例

例えば文系なら、

朝30分

英単語

放課後2時間

英文法・英文解釈・長文

1時間30分

現代文・古文

2時間

日本史・世界史

寝る前30分

英単語+古文単語

という形です。

特に9月〜10月は、

英語の割合をやや大きく

することをおすすめします。

英語は完成までに時間がかかるからです。

部活引退直後ならいきなり10時間やらなくてもいい

部活を引退したばかりで、

それまで1日1時間程度しか勉強していなかった人が、

翌日から毎日10時間。

これは続かないケースがあります。

最初は、

4時間。

↓

5時間。

↓

6時間。

↓

休日8〜10時間。

と増やして構いません。

大切なのは、

1日だけ頑張ることではなく、本番まで継続すること

です。

9月から逆転できる人の特徴

9月スタートで伸びる人は、

やることが明確

です。

例えば、

9月15日までに英文法を一周。

9月末までに基礎英文解釈。

10月末までに日本史通史。

11月1週目から関大過去問。

という形です。

反対に、

「今日は英語を頑張る」

「今日は日本史をいっぱいやる」

という計画では、

進捗が分かりません。

だから、

勉強時間ではなく期限を決める

ことが重要です。

関関同立の中でも難易度・相性は違う

「関関同立」と一括りにしますが、

実際には、

大学。

学部。

方式。

問題との相性。

によって難易度は変わります。

特に9月からの場合、

第一志望だけではなく、併願戦略もかなり重要

になります。

例えば、

同志社大学を第一志望。

↓

関西大学・立命館大学も受験。

という組み方を考える。

また、

関大第一志望なら、

複数日程・学部まで検討する。

関西大学は2027年度も全学日程1、学部独自日程、全学日程2など複数の日程を設けています。

単純に、

「偏差値が一番低いところ」

ではなく、

自分の得意科目と入試方式が合っているところ

まで考えてください。

まとめ|9月から関関同立に必要なのは「順番」

9月から関関同立を狙うのは、

簡単ではありません。

すでに基礎を完成させ、

過去問を見始めている受験生もいます。

そのため、

出遅れているのは事実です。

しかし、

出遅れ=不合格

ではありません。

9月からは、

9月

基礎完成

↓

10月

標準問題・長文演習

↓

11月

関関同立レベル+過去問開始

↓

12月

過去問+弱点補強

↓

1月

大学別・学部別対策

↓

2月

本番

という順番で進めます。

一番避けたいのは、

焦って難しい参考書を増やすことです。

残り時間が少ない人ほど、

やらないことを決める

必要があります。

MARCH・関関同立専門塾 Strategia

9月から受験勉強を始めると、

「何をやればいいか」

以上に、

「何を捨てるか」

の判断が重要になります。

例えば、

英文法にあと1か月使うのか。

英文解釈へ進むのか。

日本史の一問一答より通史を優先するのか。

11月から関大の過去問へ入るのか。

同志社の記述対策をいつ始めるのか。

こうした判断を自分一人ですべて行うのは簡単ではありません。

Strategiaでは、

参考書ルート × 毎週の学習管理 × 大学別過去問対策

を組み合わせ、

現在の学力から、

入試本番までに「何を・いつまでに・どこまで終えるか」

を整理します。

部活しかしてこなかった。

夏休みに思うように勉強できなかった。

偏差値にも自信がない。

それでも関関同立に行きたい。

そんな人ほど、

「とにかく勉強する」

ではなく、

志望大学の過去問から逆算した5か月間の計画

を作ることが重要です。