このままでMARCHに間に合う?子どもの成績が伸びないときに親が確認すべきこと
「MARCHに行きたいと言っているけど、模試はずっとE判定」
「塾には通っている。でも本当にこのままで大丈夫?」
「毎日勉強しているようには見えるのに、成績が上がらない」
高3の子どもを持つ保護者の方にとって、かなり不安になる状況だと思います。
特に、周囲が過去問や志望校対策を始める時期になると、
「このままで本当にMARCHに間に合うの?」
という焦りが強くなります。
ただ、ここで偏差値や判定だけを見て、
「もう無理なのでは」
と判断するのは早いです。
逆に、
「塾に通っているから大丈夫」
と安心しきるのも危険です。
大切なのは、
今どこにいて、合格までに何が足りなくて、それをいつまでに終えるのか。
ここが具体的に決まっているかどうかです。
この記事では、MARCHを目指す子どもの成績が伸びず不安になっている保護者の方向けに、
今の受験勉強が本当に合格へ向かっているのかを確認するポイント
を解説します。
結論|E判定より「これから何をするか」を見る
「模試がE判定でした」
これだけ聞くと、かなり不安になると思います。
しかし、模試判定はあくまで、
その時点での成績をもとにした目安
です。
入試本番までに何ができるようになるかまでは決めてくれません。
例えば、同じE判定でも、
英単語も英文法もほとんど未完成。
日本史も通史の途中。
という受験生と、
基礎はほぼ完成していて、あとはMARCHレベルの長文や過去問演習を増やせばいい。
という受験生では、状況が全く違います。
つまり保護者の方が確認すべきなのは、
E判定かどうかだけではありません。
見るべきなのは、
です。
① まず「今どこまでできているか」を確認する
現在地
です。
例えば英語なら、
単語帳はどこまで覚えているのか。
英文法は一通り終わっているのか。
英文解釈はできるのか。
MARCHレベルの長文を読めるのか。
時間内に解き切れるのか。
といったことを見ます。
国語なら、
現代文の読み方が安定しているか。
古文単語・文法が定着しているか。
古文を文章として読めるか。
社会なら、
通史が終わっているか。
用語だけでなく流れも理解しているか。
問題演習に入れているか。
という状態です。
ここが分からないまま、
「偏差値50だからMARCHは厳しい」
と考えても、あまり意味がありません。
大切なのは、
何がまだできていないのか
を具体的にすることです。
「参考書をやっている」だけでは現在地は分からない
子どもに、
「英語どう?」
と聞いたら、
「シス単やってる」
「ポラリスやってる」
と答えるかもしれません。
でも、
参考書を使っていることと、
内容が身についていることは別です。
例えば、
単語帳を3周した。
でもテストすると60%しか答えられない。
英文法問題集を終えた。
でも同じ問題を出すと正解できない。
これでは、
「終わった」ではなく、
まだ定着途中です。
だから、
参考書名ではなく、定着度
を見る必要があります。
② MARCH合格までに必要な勉強が分かっているか
志望校までに何をやる必要があるのか
です。
MARCHに行きたい。
だけでは計画にはなりません。
例えば英語なら、
標準単語。
英文法。
英文解釈。
長文。
熟語。
過去問。
大学別対策。
というように必要な段階があります。
古文なら、
古文単語。
文法。
読解。
問題演習。
過去問。
社会なら、
通史。
用語。
問題演習。
過去問。
という流れがあります。
もちろん、全員が全く同じ教材を使う必要はありません。
しかし、
合格までに必要な工程
はある程度整理されている必要があります。
もし子どもに、
「次に何やるの?」
と聞いて、
「とりあえず今の参考書」
「終わったら考える」
となっているなら、
少し注意が必要です。
受験では、
今の教材が終わった後まで見えているか
が重要です。
③ 「いつまでに終えるか」が決まっているか
期限
です。
例えば、
英文法をやっている。
これは悪くありません。
でも、
9月中に終えるのか。
11月までかかるのか。
では、意味が全く変わります。
MARCHを目指すなら、
最終的には過去問を使った大学別対策へ移る必要があります。
そのためには、
基礎教材をいつまでも続けるわけにはいきません。
例えば、
9月までに基礎。
10月に標準問題。
11月から過去問。
12月以降は過去問と弱点補強。
というように、
入試から逆算して期限を置く
必要があります。
大切なのは、
「毎日頑張っている」
ではなく、
このペースで入試までに必要な内容が終わるのか
です。
保護者が確認したいのは「何時間?」ではなく「間に合う?」
例えば、
子どもが毎日5時間勉強している。
これはもちろん良いことです。
ただ、
必要な教材が大量に残っていて、
このペースでは11月になっても基礎が終わらない。
という状態なら、
計画を変える必要があります。
逆に、
毎日4時間でも、
必要な範囲が予定通り終わっている。
なら、順調かもしれません。
つまり、
勉強時間だけで判断しない
ことが重要です。
「何時間やった?」
より、
「このペースで間に合う?」
を見る方が受験では大切です。
④ 模試のE判定は「なぜE判定なのか」を見る
どうしても文字そのものに目がいきます。
でも、
本当に重要なのは、
なぜその点数なのか
です。
例えば英語で50点だったとしても、
原因は人によって違います。
単語不足。
文法不足。
英文解釈が弱い。
長文を読むのが遅い。
設問処理で間違える。
最後まで解けない。
などです。
同じ偏差値でも、
次にやるべきことは違います。
だから、
模試は、
「E判定だった」
で終わらせず、
どこで失点しているか
を見る必要があります。
模試の復習から次の勉強が決まっているか
模試を受けた。
偏差値を見る。
落ち込む。
次の模試へ。
これでは改善しにくいです。
本来は、
模試。
失点分析。
原因特定。
参考書へ戻る。
弱点補強。
という流れが必要です。
例えば、
長文の点数が悪かった。
だから長文問題集を買う。
ではなく、
本当に長文不足なのか。
それとも単語や英文解釈が原因なのか。
まで見ます。
結果から次の勉強が決まっているか。
ここが重要です。
⑤ 過去問を一度でも解いているか
ある程度の段階からは、
実際の志望校の問題を見る必要があります。
なぜなら、
MARCHと一括りにしても、
大学によって問題は違うからです。
英語なら、
長文量。
文法問題。
語彙。
会話。
空所補充。
内容一致。
時間配分。
などが違います。
だから、
「偏差値60になってから過去問」
と決めすぎる必要はありません。
ある程度基礎ができたら、
一度解いて現在地を確認する
のも有効です。
最初から合格点を取る必要はありません。
むしろ、
過去問は、
あと何が必要なのかを知るための診断
として使えます。
過去問で点が取れない=もう無理、ではない
最初にMARCHの過去問を解いて、
40%。
50%。
だった。
これだけで、
「間に合わない」
とは言えません。
重要なのは、
なぜ取れなかったのか。
です。
例えば、
知らない単語ばかりだった。
英文構造が取れなかった。
時間が足りなかった。
古文文法で落とした。
日本史の文化史が弱かった。
という原因が分かれば、
次に戻る場所が決まります。
過去問→原因分析→参考書へ戻る→再挑戦
という流れが作れているなら、
最初の点数が低くても意味があります。
⑥ 塾に通っているなら「授業数」より「進捗」を確認する
「映像授業もたくさん受けています」
これだけでは、
MARCHに間に合っているかは判断できません。
重要なのは、
塾へ行った結果、
毎週何が完成しているのか
です。
例えば、
授業を週5コマ受けた。
でも、
復習していない。
参考書は進んでいない。
単語も覚えていない。
なら、
授業量ほど実力は上がらない可能性があります。
一方、
授業は少なくても、
毎週、
単語。
文法。
長文。
社会。
が計画通り進んでいるなら、
受験勉強としては機能しています。
保護者の方が確認したいのは、
塾に何時間いたかではなく、何ができるようになったか
です。
「塾に任せているから大丈夫?」を見るポイント
塾に通っている場合、
次のようなことが分かる状態だと安心です。
今月の目標。
今週の宿題。
宿題の達成度。
参考書の定着度。
模試の弱点。
過去問の結果。
次週の修正内容。
こうしたことが明確なら、
塾が単に授業を提供しているだけではなく、
合格までの進捗を見ている
と言えます。
逆に、
「授業を受けています」
しか分からない場合は、
家庭側からすると、
今どこまで進んでいるのか判断しにくくなります。
⑦ 「参考書が増え続けていないか」を確認する
新しい参考書を追加したくなります。
「この英語長文がいいらしい」
「この英文法はMARCH向けらしい」
「この日本史問題集も必要らしい」
こうして、
教材だけ増えていくことがあります。
でも、
今の参考書が70%しか定着していないなら、
新しい本を増やすより、
今の教材を完成させる
方が重要な場合があります。
特に高3後半は、
時間が限られています。
10冊を中途半端にやるより、
必要な参考書を絞って、
本番で使える状態まで仕上げる。
この考え方が重要です。
⑧ 「今週何をするか」まで決まっているか
それだけでは足りません。
例えば、
9月:基礎完成。
10月:MARCHレベル。
11月:過去問。
という計画。
方向性はいいです。
でも、
今日何をすればいいのかまでは分かりません。
そこで、
さらに、
今週、
英単語300語。
英文法150問。
英文解釈20題。
長文5題。
古文単語200語。
日本史40ページ。
というところまで落とします。
受験生に必要なのは、
今日机に座った瞬間に、何をやるか決まっている状態
です。
「計画がある」のに成績が伸びないなら達成率を見る
計画を立てている。
でも成績が上がらない。
この場合は、
実際にその計画が実行されているか
を確認します。
例えば、
毎週宿題を100出している。
実際には60しか終わらない。
これを4週間続けた。
なら、
1か月でかなり遅れます。
本人は、
毎日勉強している。
塾にも行っている。
でも、
計画通りには進んでいない。
という状態です。
だから、
毎週、
予定に対して何%終わったのか
を見ることが大切です。
MARCHに間に合うかを考える3つの数字
保護者の方が、
「このままで間に合うのか」
を見るなら、
最低限この3つを確認すると分かりやすいです。
1つ目は、
現在の定着度。
単語や文法、社会などが何%身についているか。
2つ目は、
毎週の達成率。
決めた課題がどのくらい終わっているか。
3つ目は、
過去問の得点率。
志望大学までどの程度距離があるか。
偏差値だけより、
この3つを組み合わせた方が、
今の受験勉強が進んでいるかを把握しやすくなります。
「今からMARCHは無理?」と決める前に見ること
例えば、
高3秋。
模試E判定。
この言葉だけなら不安です。
でも、
英語の基礎はほぼ完成。
国語も安定。
日本史だけ遅れている。
なら、
日本史の学習量を増やしながら過去問を進める戦略が考えられます。
逆に、
英単語。
英文法。
古文。
日本史通史。
全部未完成。
なら、
かなり急ぐ必要があります。
つまり、
「高3秋+E判定」だけでは判断できない
ということです。
現在地を科目ごとに分解してください。
本人に危機感を持たせるだけでは変わらない
保護者の方から、
「もっと危機感を持ってほしい」
という声もあります。
ただ、
本人自身も、
「このままではまずい」
と分かっているケースは少なくありません。
問題は、
まずいことは分かっているけど、何をすればいいか分からない
という状態です。
ここで、
「このままだとMARCH落ちるよ」
と伝えるだけでは、
不安が増えるだけになることもあります。
必要なのは、
今週単語300語。
今月文法完成。
10月から長文。
11月過去問。
という、
具体的な道筋
です。
危機感より、
行動に変えられる計画
を作ることが重要です。
親が毎日管理する必要はない
受験が不安になると、
「今日は何時間やった?」
「単語終わった?」
「塾の宿題は?」
「過去問やった?」
と毎日確認したくなると思います。
ただ、
高3になると、
親から細かく言われること自体を嫌がるケースもあります。
だから、
家庭で全部管理するより、
学習管理は第三者へ任せる
方法もあります。
親は、
「今週ちゃんと進んでいるか」
を必要な範囲で把握する。
勉強内容の細かな修正は、
塾や先生が行う。
という役割分担です。
保護者が安心するために必要なのは「見える化」
保護者の不安は、
成績が低いことだけから生まれるわけではありません。
何をしているのか分からない
ことも大きな原因です。
例えば、
毎日部屋に入っている。
でも、
何をやっているか分からない。
塾には通っている。
でも、
どこまで進んでいるか分からない。
本人に聞くと、
「ちゃんとやってる」
と言われる。
これでは不安になります。
そこで、
毎週、
何をやる予定だったのか。
実際に何%終わったのか。
確認テストは何点だったのか。
どの科目が遅れているのか。
次週どう修正するのか。
が分かると、
状況はかなり見えやすくなります。
このままでMARCHに間に合うか確認するチェックリスト
保護者の方は、次の項目を確認してみてください。
- 志望学部・入試方式まで決まっている
- 各科目の現在地が分かっている
- 必要な参考書・勉強内容が整理されている
- それぞれの完成期限が決まっている
- 毎週何をやるか具体的に決まっている
- 宿題や学習計画の達成率を確認している
- 参考書の定着度をテストしている
- 模試の失点原因を分析している
- 過去問を使って志望校との差を確認している
- 遅れたときに計画を修正している
この中で、
「ほとんど分からない」
という状態なら、
偏差値以前に、
受験計画そのものを整理する必要がある
かもしれません。
まとめ|MARCHに間に合うかは「偏差値」だけでは判断しない
「子どもはMARCHに行きたいと言っている」
「でも模試はE判定」
「塾にも通わせているけど成績が伸びない」
こうした状況では、
保護者の方が不安になるのは当然です。
ただ、
見るべきなのは、
現在の偏差値だけではありません。
重要なのは、
という流れができているかです。
模試がE判定でも、
この流れで合格までの距離を縮めているなら、
まだやるべきことがあります。
逆に、
塾へ毎日通っていても、
何をいつまでに終えるか分からない。
定着度も確認していない。
過去問も分析していない。
という状態なら、
一度学習計画を見直した方がいいかもしれません。
保護者の方が確認したいのは、
「頑張っているか」だけではなく、「合格に近づいているか」
です。
MARCH・関関同立専門塾 Strategia
Strategiaでは、
「模試がE判定だから無理」
「毎日5時間勉強しているから大丈夫」
というような判断はしません。
見るのは、
です。
志望大学。
現在の学力。
残された期間。
参考書の進捗。
宿題の達成率。
確認テスト。
模試。
過去問。
を確認しながら、
何を、いつまでに、どこまで仕上げるか
を具体化します。
そして、週1回の面談で、
今週の課題は終わったのか。
本当に定着しているのか。
予定より遅れていないか。
模試や過去問で何が足りないのか。
を確認し、
翌週の計画を修正します。
さらに、
宿題達成率・確認テスト・面談後の生徒カルテを保護者にも共有。
そのため、
「塾には行っているけど、本当に勉強は進んでいるの?」
「本人に聞いても『やってる』としか言われない」
という保護者の方にも、
現在の学習状況が見えやすい仕組み
を作っています。
Strategiaが目指すのは、
ただ塾へ通っている状態ではありません。
MARCH・関関同立合格までの距離が毎週少しずつ縮まっている状態
です。
参考書ルート。
週1面談。
宿題達成率。
確認テスト。
保護者への生徒カルテ共有。
大学別過去問対策。
これらを組み合わせ、
「このままで大丈夫なのか分からない受験」から、「現在地と次にやることが見える受験」へ
変えていきます。