明治大学の英語対策|難易度・傾向・勉強法
「明治大学の英語はどのくらい難しい?」
「法学部と政治経済学部では対策が違う?」
「どの学部なら英語を得意科目として活かしやすい?」
明治大学を目指す受験生にとって、英語は非常に重要な科目です。
ただし、明治大学では学部別入試と全学部統一入試で問題・配点・科目構成が異なるため、「明治大学の英語」とひとまとめにして対策するだけでは不十分です。
明治大学には法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部・国際日本学部などがあり、文系だけでも入試方式にはかなり違いがあります。明治大学公式では、法・商・政治経済・文学・経営・情報コミュニケーションの6学部は1・2年次に和泉、3・4年次に駿河台、国際日本学部は4年間中野キャンパスで学びます。
この記事では、パスナビの2027年度入試情報をもとに、
- 明治大学英語の難易度
- 学部別の英語配点
- 各学部の特徴
- 学部別にどんな受験生と相性がいいか
- 英単語・文法・英文解釈・長文の勉強法
- 過去問を始める時期
まで詳しく解説します。
※入試方式・科目は変更される可能性があります。出願時には必ず明治大学の最新募集要項を確認してください。
明治大学の難易度
パスナビによる2027年度入試の明治大学全体の偏差値は57.5〜67.5です。
文系学部を見ると、
- 法学部:60.0〜62.5
- 商学部:62.5
- 政治経済学部:60.0〜62.5
- 文学部:57.5〜65.0
- 経営学部:62.5〜67.5
- 情報コミュニケーション学部:60.0〜62.5
- 国際日本学部:60.0〜65.0
となっています。
つまり、「MARCHだから全部同じくらい」というわけではありません。
同じ明治大学でも、
学部 × 入試方式
によって難易度は変わります。
明治大学の英語で共通して必要な力
学部によって形式は異なりますが、明治大学の文系英語を攻略するうえで特に重要なのは、
語彙力・英文解釈力・長文読解力・処理速度
です。
難単語を大量に覚えていれば合格できるというより、
標準〜やや難レベルの英文を止まらず読めること
の方が重要です。
例えば、
単語を一つ思い出すのに5秒かかる。
関係詞が出るたびに文を最初から読み直す。
長文を全部日本語に訳しながら読む。
このような読み方では、本番で時間が足りなくなりやすくなります。
そのため、
**単語
↓
文法
↓
英文解釈
↓
長文
↓
過去問**
という順番で完成させていきましょう。
学部別に見る明治大学の英語
法学部|英語150点。英語の比重が高い
法学部は法律学科の1学科で、明治大学公式では5コースを設けています。1・2年次は和泉、3・4年次は駿河台キャンパスです。
学部別入試では、
**英語150点
国語100点
地歴・公民100点**
の350点満点です。
英語だけで全体の約43%を占めます。
したがって法学部では、
英語で安定して得点できる受験生がかなり有利
です。
法学部に向いている受験生
英語が得意。
国語・日本史・世界史も大きな苦手がない。
3科目をバランス良く仕上げられる。
このような受験生と相性がいい方式です。
逆に英語が大きな弱点になっている場合、150点という配点はかなり重くなります。
法学部英語の対策
法学部志望なら、
長文読解+語彙+正確な英文理解
を中心に鍛えます。
単に長文問題集を解くだけではなく、
「この設問の根拠は本文のどこか」
まで説明できる状態を目指しましょう。
商学部|英語が得意なら非常に活かしやすい
商学部は商学科を置き、明治大学公式では7コースが設けられています。1・2年次は和泉、3・4年次は駿河台で学びます。
商学部の学部別入試は、
**英語150点
国語100点
選択100点**
の350点満点です。
さらに特徴的なのが、
学部別英語4技能試験利用方式
です。
この方式では、
英語300点
国語150点
選択100点
の550点満点となっており、英語の比重が非常に大きくなります。また、外部英語検定が出願資格として設定されています。
英語が得意なら商学部は注目
英語に自信があり、外部資格も持っている受験生なら、商学部の入試方式は必ず確認しておきたいところです。
同じ商学部でも、
通常の学部別
英語4技能利用
全学部統一
共通テスト利用
など複数の選択肢があります。
全学部統一も英語200点
商学部の全学部統一では、
**英語200点
国語150点
選択100点**
の450点満点です。
こちらも英語のウェイトは大きめです。
つまり商学部は、
英語を武器にして明治を受けたい受験生
にとって非常に検討価値の高い学部といえます。
政治経済学部|英語150点+方式選択が重要
政治経済学部には、2027年度から
**政治学科
経済学科
政策学科**
があります。明治大学公式でも3学科制が案内されており、1・2年次は和泉、3・4年次は駿河台です。
パスナビによる2027年度の偏差値は60.0〜62.5です。
学部別入試は、
**英語150点
国語100点
選択100点**
の350点満点です。
ここでも英語が最重要科目になっています。
政治経済学部の特徴
政治経済学部という名前ですが、
政治だけを学ぶ学部でも、
経済だけを学ぶ学部でもありません。
政治・経済・政策といった社会の仕組みに関心がある受験生向けです。
2027年度入試では従来の地域行政学科の募集が停止され、政策学科が新設されています。
全学部統一では科目の組み方にも特徴
政治経済学部の全学部統一では英語150点が必須。
それに加えて、
地歴・公民・数学・理科から1科目、
国語または数学から1科目
という構成です。
そのため、
英語+国語+世界史
のような典型的な私立文系受験だけでなく、数学を使える受験生にも選択肢があります。
政治経済学部に向いている受験生
英語を得点源にできる。
社会問題や政治経済に興味がある。
日本史・世界史だけでなく数学が得意。
こうした受験生は方式選択まで含めて考えると強いです。
文学部|英語だけでなく国語・地歴も同じ100点
文学部は、
**文学科
史学地理学科
心理社会学科**
の3学科に分かれています。
さらに文学科には日本文学・英米文学・ドイツ文学・フランス文学・演劇学・文芸メディアなど、史学地理学科には日本史・アジア史・西洋史・考古学・地理学など、多数の専攻があります。
文学部は「文学だけを学ぶ学部」というより、
文学
歴史
地理
心理
哲学
社会
など幅広い分野から専門を選べるのが特徴です。
学部別入試は3科目均等
文学部の学部別入試では、
**英語100点
国語100点
地歴100点**
の300点満点です。
法・商・政経のように英語150点ではありません。
つまり、
国語や日本史・世界史が得意な受験生も戦いやすい
学部です。
文学部は古文・漢文にも注意
学部別入試の国語は、
現代文だけではなく、
古典探究まで範囲に含まれます。
したがって文学部志望なら、
「英語だけ仕上げて他は最低限」
という戦略はおすすめしません。
英語・国語・地歴を3本柱として仕上げる必要があります。
文学部に向いている受験生
英語だけ突出しているというより、
国語が得意。
日本史・世界史が得意。
文学・歴史・心理など学びたい分野がはっきりしている。
こうした受験生と相性がいい学部です。
経営学部|2027年度は方式変更にも注意
経営学部には、
**経営学科
会計学科
公共経営学科**
があります。1・2年次は和泉、3・4年次は駿河台です。
パスナビの2027年度ボーダー偏差値は62.5〜67.5と、明治大学の文系学部でもかなり高い水準です。
全学部3科目方式
全学部3科目方式では、
**英語150点
国語100点
選択100点**
の350点満点です。
やはり英語が最も大きな配点になっています。
英語4技能方式もある
全学部統一英語4技能3科目方式では、
英語外部検定が出願資格・得点換算に利用されます。
また2027年度は、経営学部に
学部別共通テスト併用型3科目方式
など新しい方式が掲載されています。
そのため経営学部志望者は、前年の入試情報だけで方式を決めないようにしましょう。
経営学部に向いている受験生
英語が得意。
経営・会計・ビジネスに興味がある。
英検などの外部資格を持っている。
共通テストも利用できる。
こうした受験生は、複数方式を比較する価値があります。
情報コミュニケーション学部|3科目均等でバランス型
情報コミュニケーション学部は、情報コミュニケーション学科の1学科です。
名称だけを見るとIT専門学部のように感じるかもしれませんが、明治大学の文系学部として設置されており、1・2年次は和泉、3・4年次は駿河台で学びます。
2027年度ボーダー偏差値は60.0〜62.5です。
学部別は3科目300点
学部別入試では、
**英語100点
国語100点
選択100点**
です。
つまり英語だけが突出して重い学部ではありません。
どんな受験生に向いている?
英語だけではなく、
英語
現代文・古文
日本史・世界史・政治経済・数学
をバランスよく取れる受験生と相性があります。
また選択科目では、日本史・世界史・政治経済・数学が利用できます。
「英語150点の学部は少し不安だが、3科目全体で勝負したい」
という受験生ならチェックしたい学部です。
国際日本学部|英語力を活かしたい受験生は要チェック
国際日本学部は国際日本学科の1学科で、4年間中野キャンパスで学びます。
2027年度のボーダー偏差値は60.0〜65.0。
共通テスト利用では80〜85%程度が目安となっています。
国際・文化・日本社会などに興味があり、英語を積極的に使いたい受験生が検討しやすい学部です。
英語方式の確認が特に重要
国際日本学部には、
共通テスト利用
学部併用方式
英語外部検定を活用する方式
などがあります。
パスナビでも2027年度入試で、学部英語テスト併用方式などが掲載されています。
英検などを持っている受験生は、
「普通の3科目入試だけ受ける」
と最初から決めるのではなく、利用できる方式を必ず確認しましょう。
学部ごとの違いを簡単に整理すると
| 学部 | 英語の位置づけ | 特徴 |
| ----------- | ------------ | ------------------ |
| 法学部 | 学部別150/350 | 英語の比重が高い |
| 商学部 | 学部別150/350 | 英語4技能方式もあり、英語得意層向け |
| 政治経済学部 | 学部別150/350 | 英語重視+方式選択が多い |
| 文学部 | 100/300 | 英語・国語・地歴のバランス型 |
| 経営学部 | 150/350の方式あり | 高難度。外部検定・共テ併用にも注目 |
| 情報コミュニケーション | 100/300 | 3科目バランス型 |
| 国際日本学部 | 方式による | 英語・外部資格を活かしやすい |
これを見ると、
明治大学で英語が得意なら法・商・政経・経営を検討しやすく、国語・社会までバランスよく取れるなら文学・情報コミュニケーションも候補
という考え方ができます。
ただし、倍率や合格最低点、問題との相性もあるため、配点だけで志望学部を決めるのは避けましょう。
明治大学の英語対策① 単語
まず最優先は英単語です。
おすすめは、
システム英単語
または
ターゲット1900
または
LEAP
のいずれか1冊。
複数冊を並行する必要はありません。
目標は、
単語を見た瞬間に意味が出る状態
です。
明治レベルになると、単語の意味を一つずつ考えている時間はありません。
夏までに主要語彙を完成させましょう。
明治大学の英語対策② 熟語・語法
MARCHレベルでは英単語だけでは足りません。
take advantage of
be subject to
account for
など、熟語・語法も文中で瞬時に処理する必要があります。
『速読英熟語』などを使って、長文の中でも意味が取れる状態にします。
語法問題が出る学部を受験するなら、Vintageなどを利用して補強するのも有効です。
明治大学の英語対策③ 英文解釈
明治の長文で重要なのは、
単語は分かるのに文章の意味が分からない
という状態をなくすことです。
そのために、
SVOC
関係詞
分詞
不定詞
比較
省略
挿入
倒置
などを正確に処理できるようにします。
おすすめルートは、
**動画でわかる英文法 読解入門編
↓
英文解釈ポラリス1**
程度。
基礎が弱い受験生なら『入門英文問題精講』などから始めても構いません。
明治大学の英語対策④ 長文
長文教材は、
**The Rules 1
↓
The Rules 2
↓
The Rules 3
↓
英語長文ポラリス2**
程度を目安にします。
ただし、全部やることが目的ではありません。
MARCHを目指すなら最終的に、
Rules 3〜ポラリス2程度の英文を時間内に読める
ことを目標にしてください。
長文は「精読→音読」までやる
長文問題集を、
解く
↓
丸付け
↓
次の問題
と進めるだけでは、読む速度はなかなか上がりません。
おすすめは、
**①時間を測って解く
②間違いを確認
③全文の構造を確認
④知らない単語・熟語を確認
⑤日本語訳を確認
⑥英文を音読**
です。
特に、
「意味は分かったけど読むのに時間がかかった英文」
を音読することが重要です。
明治大学の過去問はいつから?
第一志望なら、
9〜10月に一度解く
ことをおすすめします。
パスナビには明治大学の学部別・全学部統一などの過去問が掲載されています。
この段階では合格点を取る必要はありません。
目的は、
問題量
大問数
長文量
設問タイプ
時間制限
を把握することです。
11月以降は「明治大学」ではなく「明治○○学部」
ここが一番重要です。
例えば、
明治法学部
明治商学部
明治政治経済学部
では同じ大学でも問題が違います。
そのため11月以降は、
MARCH長文問題集
ばかり解くのではなく、
第一志望学部の過去問
を中心にします。
目安として第一志望なら5〜10年程度。
ただし10年解くこと自体が目的ではありません。
過去問を解くたびに、
「語彙不足」
「英文解釈不足」
「時間不足」
「内容一致で失点」
など、原因を分類してください。
英語が得意な受験生はどの学部を検討する?
配点だけを見るなら、
**法学部
商学部
政治経済学部
経営学部**
は英語150点となる方式があり、英語力を活かしやすいです。
特に商学部には英語4技能利用方式もあります。
一方、
**文学部
情報コミュニケーション学部**
などは3科目均等型なので、
「英語だけ突出している」
より、
「国語・社会も安定している」
受験生と相性がいいと考えられます。
明治大学英語のおすすめ年間スケジュール
4〜6月
英単語
英文法
英文解釈基礎
を完成。
7〜8月
標準長文へ。
The Rules 1〜2などを使い、英文を読む量を増やします。
9月
MARCHレベル長文。
Rules 3などへ進み、第一志望学部の過去問を1年分確認。
10月
MARCHレベル完成。
ポラリス2などと過去問を並行。
11〜12月
明治大学の志望学部別対策。
過去問を解き、
弱点発見
↓
参考書へ戻る
↓
再び過去問
を繰り返します。
1〜2月
時間配分まで含めて本番形式。
新しい参考書は増やさず、これまでの教材と過去問を復習します。
まとめ|明治大学は「学部ごとの英語」を見る
明治大学英語で最も重要なのは、
「MARCHの英語対策をする」だけで終わらないこと
です。
法学部なら英語150点。
商学部なら英語4技能方式もある。
政治経済学部は方式選択が多い。
文学部は3科目均等。
経営学部は英語重視方式や新しい共テ併用方式がある。
情報コミュニケーション学部は3科目バランス型。
国際日本学部は英語資格・共通テスト利用まで含めて考える。
このように、同じ明治大学でも戦略は違います。
まずは、
**自分が受験する学部・方式を決める
↓
必要な英語力を確認する
↓
単語・文法・英文解釈・長文を完成
↓
9〜10月から過去問
↓
11月以降は学部別対策**
という順番で進めましょう。
明治大学に合格するために必要なのは、
「難しい参考書をたくさん終わらせること」
ではありません。
自分が受験する学部の問題で合格点を取れる英語力を作ること
です。