過去問で点が取れないときはどうする?MARCH・関関同立の復習法
「過去問を解いたけど、全然点が取れなかった」
「合格最低点に届かない」
「何年分やっても点数が伸びない」
MARCH・関関同立を目指して過去問演習に入ると、多くの受験生が一度はこの壁にぶつかります。
しかし、
過去問で点が取れない=その大学に受からない
ではありません。
むしろ重要なのは、
点が取れなかった原因を正しく分析できるか
です。
過去問演習では、単純に点数を見るのではなく、
①基礎の復習
②問題分析
③自己分析
の3つを行う必要があります。
そして、その分析をもとに、
過去問→参考書→過去問
というサイクルを回していきます。
この記事では、MARCH・関関同立の過去問で点が取れないときに、何を確認して、どう復習すればいいのかを解説します。
まず知ってほしい|過去問は「実力テスト」だけではない
過去問を、
「今の自分が何点取れるか確認するもの」
だと思っている人は多いです。
もちろんそれも大事です。
しかし、過去問の本当の役割は、
志望校との距離を測ること
です。
例えば英語で50%しか取れなかったとしても、
その50%の原因が、
単語不足なのか。
英文解釈不足なのか。
時間不足なのか。
設問形式への不慣れなのか。
で、やるべき勉強は全く変わります。
つまり、
点数だけを見ても次の勉強は決まりません。
過去問を解いた後に、
「なぜ取れなかったのか」
を分解することが重要です。
過去問で点が取れない原因① 基礎が抜けている
最初に疑うべきなのは、
基礎不足
です。
例えば英語なら、
単語
英文法
英文解釈
熟語
などです。
国語なら、
古文単語
古典文法
漢文句法
現代文の読み方。
日本史・世界史なら、
通史
基本用語
文化史
テーマ史
などです。
過去問を解いていて、
「これ、参考書で見たことがある」
「この単語、単語帳に載っていた」
「この文法、Next Stageでやった」
という問題を落としているなら、
新しい参考書へ進む前に、
今まで使ってきた参考書へ戻る
必要があります。
「知らなかった」のか「覚えていなかった」のかを分ける
ここは非常に重要です。
問題を間違えたとき、
すべてを、
「知らなかった」
で終わらせないでください。
例えば日本史で、
問題を見た。
↓
答えられなかった。
↓
解説を見た。
↓
「あ、これ一問一答で見たことある」
となった場合。
これは、
新しい知識ではありません。
自分が覚え切れていなかっただけです。
一方、
解説を読んでも、
「こんなの初めて見た」
という場合は、
教材に載っていなかった知識かもしれません。
この2つでは対処が違います。
見たことがあるのに解けない
↓
基礎教材の完成度不足。
本当に初見
↓
過去問から知識を追加。
この区別をするだけでも復習の質がかなり変わります。
問題分析|「聞いたことがある事項」が問題になっているかを見る
MARCH・関関同立の過去問復習では、
問題そのものを分析する
ことが非常に重要です。
例えば英語の文法問題で、
見たことのない難しい表現に見えたとします。
しかしよく見ると、
実際に問われているのは、
関係詞
仮定法
比較
分詞
前置詞
といった、
標準的な文法事項
かもしれません。
英文が難しいから問題も難しい。
とは限りません。
難しそうな文章の中で、
基礎事項を使えるか
を問われているケースはかなりあります。
だから復習するときは、
「難しかった」
ではなく、
「この問題は結局何の知識を聞いていたのか?」
まで考えてください。
過去問で見るべきは「問題の表面」ではない
例えば、
長文の空所補充を間違えた。
とします。
一見、
読解問題
に見えます。
しかし分析すると、
原因は、
語彙不足。
文法不足。
前後の論理関係。
接続詞。
指示語。
など、様々です。
同じ長文問題でも、
必要な能力は違います。
だから、
「長文が苦手だから長文問題集を増やす」
ではなく、
何が原因で長文問題を落としたのか
を考えます。
英語の過去問で点が取れないとき
英語なら、間違いを大きく、
単語
文法・語法
英文解釈
長文の論理構造
設問処理
時間配分
に分けると分析しやすくなります。
例えば、
知らない単語が多すぎた。
↓
単語帳へ戻る。
英文の意味は分かるが構造を取り違えた。
↓
英文解釈へ戻る。
本文は読めたが内容一致で間違えた。
↓
選択肢の根拠確認・論理構造の練習。
最後の大問まで到達できなかった。
↓
速読または時間配分。
という形です。
過去問の点数を、
原因別に分解する
ことが重要です。
国語の過去問で点が取れないとき
現代文で点が取れない場合、
「読解力がない」
で済ませないでください。
例えば、
本文自体が理解できなかった。
↓
語彙・背景知識・論理関係。
本文は理解できた。
でも選択肢で間違えた。
↓
選択肢の比較・根拠の取り方。
時間が足りなかった。
↓
読む速度・解く順番。
と分けられます。
古文なら、
古文単語。
助動詞。
敬語。
主語判断。
古文常識。
のどこで止まったかを確認します。
読めない原因を細かくする
ことが重要です。
日本史・世界史で点が取れないとき
社会は特に、
知識不足の種類
を分けてください。
例えば、
用語自体を知らなかった。
↓
知識追加。
用語は知っていたが説明できなかった。
↓
理解不足。
時代は分かるが並び替えで間違えた。
↓
流れの理解不足。
史料問題で分からなかった。
↓
史料と知識の接続不足。
という形です。
MARCH・関関同立レベルになると、
単純な一問一答だけではなく、
知識を文脈の中で使う問題
も増えます。
だから、
「一問一答を10周した」
ではなく、
問題で使える状態か
を見る必要があります。
自己分析|自分は何が得意で何が苦手なのか
ここからが、
自己分析
です。
過去問を何年か解くと、
自分の傾向が見えてきます。
例えば英語なら、
単語問題は毎回8割以上。
文法も取れる。
しかし長文内容一致だけ低い。
という人。
この人は、
単語帳をもう1冊追加する必要はあまりありません。
必要なのは、
長文読解・論理構造・設問処理
です。
逆に、
長文内容一致は取れる。
でも語彙・文法問題を大量に落とす。
なら、
知識問題の完成度
を上げるべきです。
つまり、
同じ50点でも、必要な勉強は人によって違います。
得点率だけではなく「大問別」に見る
おすすめなのは、
過去問の結果を、
総得点だけではなく、
大問別
で記録することです。
例えば、
大問1 8/10
大問2 4/10
大問3 7/10
大問4 2/10
だった場合。
総合点だけ見ると、
21/40
です。
しかし、
大問4だけ極端に悪い。
なら、
大問4の形式が弱点
かもしれません。
過去問を3年分、5年分と並べて、
毎回同じ大問で落としているなら、
そこは偶然ではありません。
自分の明確な弱点
です。
過去問は「正解した問題」も分析する
意外と重要なのが、
正解した問題
です。
正解しているから復習しなくていい。
とは限りません。
例えば、
4択で勘で選んだら正解。
内容一致で2択まで絞って偶然正解。
文法問題で理由は分からないが正解。
これは、
実質的には未完成
です。
復習するときは、
○=根拠まで分かって正解
△=正解したが根拠が曖昧
×=間違い
と分けるとよいです。
本当に復習すべきなのは、
△と×
です。
「過去問を10年分やった」が目的になってはいけない
よく、
「第一志望だから10年分やる」
という目標があります。
もちろん演習量は重要です。
しかし、
10年分解いた。
↓
毎回丸付け。
↓
解説を読む。
↓
次の年度。
では、
意味が薄くなります。
極端に言えば、
5年分を徹底的に分析した方が、10年分を解きっぱなしにするより価値があります。
重要なのは、
何年分やったか
ではなく、
過去問から何を学習へ戻したか
です。
正しい復習は「過去問→参考書→過去問」
過去問演習で最も大切なのは、
このサイクルです。
過去問
↓
間違い分析
↓
基礎参考書へ戻る
↓
弱点補強
↓
別年度の過去問
です。
例えば、
中央大学の英語で文法問題を大量に落とした。
↓
Next Stageへ戻る。
同志社大学で英文構造が取れない。
↓
英文解釈へ戻る。
関西大学で段落整序が取れない。
↓
文章の論理構造を復習。
という形です。
過去問は、
参考書を卒業してからやるもの
ではありません。
過去問と参考書を往復しながら完成させます。
同じ年度を解き直す意味はある?
あります。
ただし、
答えを覚えているだけ
にならないよう注意してください。
解き直すときは、
なぜその答えになるのか
を確認します。
例えば、
以前間違えた文法問題。
解答番号は覚えている。
でも、
「なぜ?」
と聞かれたら説明できない。
なら、
まだ完成していません。
逆に、
問題を見て、
「これはこの文法事項だからこの答え」
と説明できるなら、
知識が定着しています。
過去問で点が低いとすぐ参考書を変えない
点数が悪いと、
「この参考書では足りないのでは?」
と不安になります。
しかし、
まず確認してください。
今使っている参考書を、
本当に完成させていますか?
例えば、
システム英単語が80%。
Next Stageが70%。
英文解釈問題集も一周しただけ。
という状態なら、
新しい参考書を買う前に、
今の教材を仕上げる方が先です。
MARCH・関関同立で点が取れない原因が、
参考書のレベル不足ではなく完成度不足
というケースはかなり多いです。
過去問の点数が上がらないときは3年分並べる
おすすめなのが、
直近3年程度を横に並べて分析すること
です。
例えば英語なら、
2024年度:52%
2025年度:55%
2026年度:53%
だったとします。
一見、
「全然伸びていない」
で終わります。
しかし大問別を見ると、
文法
80%
↓
85%
↓
90%
長文
45%
↓
43%
↓
40%
かもしれません。
この場合、
文法は伸びています。
問題は、
長文
です。
総合点だけでは見えない成長と弱点があります。
過去問の点が低くても落ち込みすぎない
初めて過去問を解いて、
40%。
50%。
だった。
それ自体は問題ではありません。
大切なのは、
その点数から何を学ぶか
です。
過去問を解く前は、
「英語が苦手」
だった。
でも分析すると、
単語は取れている。
文法も取れている。
英文解釈もある程度できる。
ただ時間が足りない。
と分かった。
それだけでも、
次の勉強がかなり具体的になります。
だから、
低い点数=失敗
ではありません。
原因を特定できれば、
それはかなり価値のある過去問演習です。
自分で分析できない場合もある
ここまで読んで、
「そんなに細かく分析できない」
と思った人もいるかもしれません。
実際、
過去問分析は簡単ではありません。
例えば英語で、
長文が読めなかった。
原因は、
単語不足なのか。
英文解釈なのか。
文法なのか。
背景知識なのか。
論理構造なのか。
時間配分なのか。
自分一人で正確に判断するのは難しいことがあります。
さらに、
その弱点が分かったとしても、
どの参考書へ戻るべきか
何週間使うべきか
次の過去問をいつ解くべきか
まで決める必要があります。
ここが、
過去問対策で最も難しい部分です。
過去問対策は「解説を読む」だけではない
一般的に、
過去問対策
というと、
先生が問題を解説する。
というイメージがあります。
しかし、本当に必要なのはそれだけではありません。
重要なのは、
①なぜ間違えたか
②その原因はどの基礎知識にあるか
③どの参考書へ戻るか
④いつまでに弱点を修正するか
⑤次の年度で改善したか確認する
ところまでです。
つまり、
過去問対策は、
問題解説+学習計画
までセットで考える必要があります。
MARCH・関関同立は大学ごとの分析が特に重要
MARCH・関関同立は、
大学によって問題形式が違います。
さらに、
大学内でも学部・方式によって違う場合があります。
そのため、
単に、
「英語をもっと頑張る」
では足りません。
必要なのは、
この大学のこの大問で点を取るために何をするか
まで落とし込むことです。
例えば、
長文を伸ばす。
ではなく、
内容一致の正答率を上げる。
文法を伸ばす。
ではなく、
語法問題の取りこぼしを減らす。
という形です。
過去問対策をプロに任せるという選択肢
ここまでの分析を、
すべて一人で行う必要はありません。
むしろ、
過去問こそ第三者に見てもらう価値が大きい
部分です。
なぜなら、
自分では、
「単語が弱い」
と思っていても、
実際は英文解釈が弱いかもしれません。
「時間が足りない」
と思っていても、
実際には一文を読む速度が遅いのではなく、
設問処理に時間を使いすぎているかもしれません。
自分の弱点は、
自分だからこそ見えにくい
ことがあります。
過去問で必要なのは「次の1週間を決めること」
過去問を解いた後、
最も重要なのは、
点数でもありません。
反省文でもありません。
次の1週間に何をするか決まること
です。
例えば、
英文法で失点。
↓
今週はNext Stageの語法を300問復習。
英文解釈で失点。
↓
今週は解釈問題集の関係詞・比較を復習。
日本史の近現代が弱い。
↓
今週中に近現代を一周。
という形です。
過去問から、
具体的な行動
まで落とします。
これができて初めて、
過去問演習が次の点数につながります。
まとめ|過去問で点が取れないときにやること
MARCH・関関同立の過去問で点が取れなかったとき、
すぐに、
「志望校を下げよう」
「参考書を増やそう」
と考える必要はありません。
まず確認するのは、
基礎
です。
その問題は、
本当に知らない内容だったのか。
それとも、
参考書で一度学んだ内容だったのか。
次に、
問題分析
です。
その問題が実際に何を聞いていたのか。
単語。
文法。
英文解釈。
論理構造。
知識。
設問処理。
時間配分。
に分けます。
そして、
自己分析
です。
何年か解いたとき、
毎回どこで点を落としているのか。
逆に、
どこなら安定して得点できるのか。
ここを確認します。
最終的には、
過去問
↓
分析
↓
参考書へ戻る
↓
弱点補強
↓
次の過去問
というサイクルを回してください。
過去問で点が取れないこと自体が問題なのではありません。
一番危険なのは、
なぜ点が取れなかったのか分からないまま、次の年度へ進むこと
です。
MARCH・関関同立専門塾 Strategia
Strategiaでは、
過去問を、
「解いて解説するだけの教材」
とは考えていません。
重要なのは、
その答案から、
今の自分に何が足りないのか
を見つけることです。
過去問を解く。
↓
大問・設問単位で失点原因を分析。
↓
単語・文法・英文解釈・長文・国語・社会など、戻るべき基礎を特定。
↓
次の1週間の学習内容を決める。
↓
再び過去問で改善を確認。
Strategiaでは、
参考書ルート × 毎週の学習管理 × 大学別過去問対策
を組み合わせ、
MARCH・関関同立の志望大学に合わせて、
「どこで失点しているのか」「何に戻ればいいのか」「次に何年の過去問を解くのか」
まで整理します。
「過去問を解いても復習方法が分からない」
「毎回同じくらいの点数から伸びない」
「自分の弱点が単語なのか解釈なのか分からない」
という人ほど、
過去問をただ繰り返すのではなく、
答案を分析して、次の勉強を決めること
が重要です。