英検利用でMARCH・関関同立を受けるなら何級必要?出願前に確認したいポイント
「MARCHを受けるなら英検準1級が必要?」
「英検2級しか持ってないけど使える?」
「英検を取ったら入試の英語が免除になる?」
MARCH・関関同立志望の受験生から、かなり多い質問です。
結論から言うと、
英検2級でも利用できる大学・学部はあります。
しかし、
MARCH・関関同立の入試で英検を“武器”として使いたいなら、準1級レベル、またはそれに近いCSEスコアを目標にしたい
というのが基本的な考え方です。
ただし、ここで非常に重要なのが、
「何級持っているか」だけでは判断できない
ということです。
大学によって英検の扱いは、
- * 出願資格
- * 得点換算
- * 加点
- * 英語試験の代用
- * 共通テストとの比較
- * CSEスコアのみ使用
など、まったく違います。
この記事では、
- * MARCH・関関同立なら英検何級が必要なのか
- * 2級でも使えるのか
- * 準1級を取るメリット
- * MARCH各大学の英検利用の特徴
- * 関関同立での英語資格利用
- * 出願直前に絶対確認するべきポイント
まで解説します。
結論|「2級で使える」と「2級で有利」は別
まずここを理解してください。
英検利用入試について調べると、
「英検2級以上」
「CSE1980以上」
などの数字が出てきます。
すると、
「じゃあ2級さえ取れば有利になるんだ」
と思ってしまう人もいます。
しかし、
出願できることと、入試で有利になることは別です。
例えば英検2級相当のスコアが、
単なる「出願資格」として設定されている方式なら、
条件を満たした受験生は全員スタートラインに立てるだけです。
一方、
CSEスコアが高いほど入試得点へ高く換算される方式なら、
2級ギリギリより準1級レベルのスコアを持っている方が有利になる可能性があります。
したがって、
「何級必要?」
だけではなく、
その英検を大学がどう使うのか
まで確認しなければなりません。
まず覚えておきたい「英検CSEスコア」
MARCH・関関同立の英検利用を考えるなら、
級だけではなくCSEスコアを見る癖
をつけてください。
英検では、
Reading
Listening
Writing
Speaking
の4技能をもとにCSEスコアが算出されます。
そのため大学によっては、
「英検2級合格」
ではなく、
「英検CSE○○点以上」
という条件を設定しています。
さらに重要なのが、
受験した級に不合格でもCSEスコアが条件を満たせば利用できる大学がある
ことです。
例えば、
準1級を受験
↓
準1級自体は不合格
↓
でもCSEスコアは高かった
という場合でも、そのスコアを入試に利用できる場合があります。
逆に、
「2級に合格したから絶対使える」
とも限りません。
大学が要求しているCSEスコアを満たしているか確認する必要があります。
目安として何級を目指せばいい?
非常にざっくり言えば、
英検2級
「英検利用入試の選択肢を作る最低ライン」
として考えやすい級です。
MARCH・関関同立でも、2級相当のスコアから利用できる方式があります。
ただし、
2級を持っているだけでMARCH入試が一気に有利になる、
という意味ではありません。
英検準1級
MARCH・関関同立で英検を明確な武器にしたいなら狙いたいライン。
特に高いCSEスコアを得点換算する方式では、
英語で大きなアドバンテージを得られる可能性があります。
また一般的に、
準1級レベルの語彙力・長文読解力を身につけていれば、
MARCH・関関同立の英語対策そのものとも重なる部分が多くなります。
重要|「準1級合格」よりCSEスコアを見る大学もある
ここはかなり重要です。
例えば、
Aさん
英検2級
CSE2250
Bさん
英検準1級
CSE2200
だった場合、
大学によっては、
Aさんの2250の方を高く評価する
ことがあります。
実際、立教大学は2027年度一般入試について、英検の級の合否ではなく4技能スコアを利用すると案内しています。
つまり、
「準1級という肩書きを取ること」が目的ではありません。
入試で英検を使うなら、
最終的には、
CSE何点を持っているか
を見る必要があります。
立教大学|英検利用を考えるなら特に重要
MARCHの中でも英語資格利用を考える際に、特に確認しておきたいのが立教大学です。
2027年度一般入試では、多くの日程で、
英語資格・検定試験のスコア
または
大学入学共通テスト「英語」
を利用して英語得点を算出します。
つまり、
一般的な私大入試のように、
当日、
英語
国語
日本史
を全部解く、
という形式とは異なります。
立教は「何級以上」という考え方ではない
立教大学では原則として、
英語資格・検定試験について最低スコア基準を設けていません。
英検の場合、
4技能スコアがあれば利用できます。
さらに、
英検の級に合格している必要もありません。
例えば、
英検準1級を受けて不合格だったとしても、
4技能のCSEスコアを持っていれば利用できる可能性があります。
だから立教志望者の場合、
「準1級に受かったか」
以上に、
CSEスコアをどこまで伸ばせたか
が重要になります。
立教志望なら英検を何点まで伸ばすべき?
最低基準がないからといって、
低いスコアでも問題ないわけではありません。
立教では提出された英語資格・検定試験のスコアを大学側で換算します。
そのため、
当然、高いスコアを持っていた方が有利になりやすいです。
そこで立教を第一志望クラスで狙うなら、
単に英検2級合格で止めるより、
2級でできるだけ高いCSEスコアを取る
または
準1級レベルまで英語力を伸ばす
という考え方がおすすめです。
中央大学|学部によって英検の扱いが違う
中央大学も英語外部試験利用方式を複数の学部で実施しています。
しかし、
中央大学なら全部同じ条件
ではありません。
2027年度では、
- * 経済学部
- * 商学部
- * 文学部
- * 国際経営学部
- * 国際情報学部
などで英語外部試験利用方式があります。
さらに学部によって、
必要なCSEスコアも、
英検の利用方法も異なります。
中央大学商学部|2027年度からかなり重要な変更
中央大学商学部では2027年度入試から、
英語外部試験利用方式の仕組みが変更されます。
英検については、
CSE1980以上
が出願要件の一つとなります。
1980は英検2級の合格基準に相当する水準です。
つまり、
2級レベルから出願可能
ということになります。
ただし重要なのはここからです。
2027年度からは、
英語資格を単なる出願資格として使うだけではなく、
英語資格・検定試験のスコアを150点満点に換算して合否判定に利用
する形になります。
つまり、
「1980を超えれば全員同じ」
ではありません。
高いCSEスコアを持っている受験生ほど、有利になる可能性があります。
これは、
英検準1級レベルを目指すメリットがかなり大きい方式
と言えるでしょう。
中央大学文学部もスコア換算へ
中央大学文学部でも2027年度から、
英語外部試験のスコアを換算して合否判定に利用する方式へ変更されます。
文学部の場合、
専攻によって必要スコアが異なる点にも注意が必要です。
例えば英語系の専攻では、
他専攻より高い英語力が要求されることがあります。
つまり、
「中央文学部は英検○級」
と一括りに覚えるのは危険です。
学部だけではなく専攻まで確認
してください。
明治大学|英検を持っているだけでは意味がない場合もある
明治大学でも一部学部・方式で英語4技能資格・検定試験を利用します。
しかし、
非常に重要なのが、
英検を持っていれば明治のすべての学部で有利になるわけではない
ということです。
明治大学自身も、
指定された英語4技能利用方式以外では、
英検などの資格を持っていても合否に考慮しないと案内しています。
つまり、
「準1級持ってるから明治なら有利」
ではありません。
明治商学部には英語4技能試験利用方式がある
例えば商学部では、
英語4技能試験利用方式があります。
所定の英語資格・検定試験の基準を満たした受験生が出願できる方式です。
ただし、
英検を持っていれば英語試験そのものを受けなくていい、
とは限りません。
方式によっては、
英語資格を持った上で、
明治大学独自の英語試験も受験
します。
ここは非常に間違えやすいポイントです。
青山学院大学|学部・方式による差が大きい
青山学院大学も、
一部の個別学部日程で英語資格・検定試験を利用します。
2027年度一般選抜でも、
独自問題+共通テスト
だけではなく、
独自問題+英語資格・検定試験
などの方式があります。
ただし青学は、
学部ごとの差がかなり大きい大学です。
そのため、
「青学は英検○級あればOK」
という覚え方はおすすめしません。
必ず、
○○学部○○学科○○方式
まで確認してください。
法政大学も学部・方式を確認する
法政大学についても同じです。
英語外部試験を活用できる方式がありますが、
必要なスコア、
利用できる検定、
英語を免除するのか、
出願資格だけなのか、
などが方式によって異なります。
MARCH全体について言えることですが、
大学名だけで英検利用の有無を判断するのは危険です。
関関同立はどう?
続いて、
- * 関西大学
- * 関西学院大学
- * 同志社大学
- * 立命館大学
を見てみましょう。
ここでも、
「関関同立なら準1級があれば全部使える」
というわけではありません。
大学・学部・方式によって外部資格の扱いが大きく異なります。
関西学院大学|英語資格を使える方式を要チェック
関西学院大学では、英語資格・検定試験を利用できる入試があります。
さらに英検以外にも、
- * GTEC
- * TEAP
- * IELTS
- * TOEFL
など複数の検定が対象になります。
ここで注意したいのが、
利用できる試験方式と有効期限
です。
英検なら何年前に取得したものでも使える、
とは限りません。
大学側が指定する期間内に取得したスコアである必要があります。
立命館大学|一般選抜と総合型を混同しない
立命館大学について検索すると、
英検やTOEFLなどの基準が大量に出てきます。
しかし、その中には、
- * AO入試
- * 総合型選抜
- * 国際系入試
などの条件も含まれています。
ここで、
「立命館は英検準1級必須なんだ」
などと勘違いしないようにしましょう。
一般選抜なのか、総合型選抜なのかを必ず確認
してください。
これは同志社大学や関西大学について調べる際も同じです。
「英検準1級を取ったらMARCH英語は免除」は間違い
SNSなどで、
「準1級取ればMARCH英語免除」
という情報を見かけることがあります。
しかし、
これはかなり危険な言い方です。
実際には、
パターン①
英検を出願資格として使う
パターン②
CSEスコアを英語の得点に換算
パターン③
英語の得点へ加点
パターン④
英検を使ったうえで大学独自英語も受験
パターン⑤
英語資格または共通テスト英語を利用
など、大学ごとに違います。
したがって、
「英検利用=英語試験免除」ではありません。
英検2級を持っている人はどうする?
現在2級を持っているなら、
まず自分が受験予定の大学について、
CSEスコアを確認してください。
例えば、
「2級合格・CSE2050」
なのか、
「2級合格・CSE2250」
なのかでは意味が変わります。
大学が級ではなくCSEで判定する場合、
同じ2級合格者でも評価が異なる可能性があります。
高3でまだ英検2級を持っていない場合
ここは受験戦略としてかなり重要です。
MARCH・関関同立を目指しているからといって、
秋以降まで英検取得だけに全力を使う必要はありません。
特に一般入試が本命なら、
英検対策に時間を使いすぎて、
- * 過去問が進まない
- * 日本史・世界史が終わらない
- * 古文が完成しない
- * MARCH英語の対策が遅れる
となったら本末転倒です。
英検は、
大学合格のための手段
であって、
英検取得そのものが受験の目的ではありません。
高1・高2なら準1級を狙う価値はかなりある
逆に、
まだ高1・高2なら話は変わります。
MARCH・関関同立志望で英語が得意なら、
準1級を目標に英語力を伸ばしておく価値はかなりあります。
理由は、
- * 入試方式の選択肢が増える
- * 高いCSEスコアを確保できる
- * MARCHレベルの語彙対策にもつながる
- * 長文読解力を早期に伸ばせる
- * 一般入試でも英語が得点源になる
からです。
特に英語が得意な受験生なら、
高2までに2級を取得し、
その後準1級を目指す、
という流れはかなりおすすめです。
「2級で高CSE」と「準1級ギリギリ」どっちがいい?
これもよくある質問です。
結論は、
大学の判定方法次第です。
級ではなくCSEスコアを見る大学なら、
準1級に受かったかどうかより、
スコアそのものが重要になります。
そのため、
2級で非常に高いスコアを持っている人が、
必ずしも準1級合格者より不利とは限りません。
ただし、
準1級レベルまで英語力を上げておけば、
より高いCSEスコアを狙いやすくなるため、
長期的には準1級を目標にするメリットがあります。
出願前に絶対確認したい7項目
英検利用入試では、
普通の一般入試以上に募集要項を確認することが重要です。
① 級を見るのかCSEを見るのか
「英検2級以上」
なのか、
「CSE1980以上」
なのか。
似ていますが別条件です。
② 級への合格が必要なのか
大学によっては、
英検の級に不合格でも、
CSEスコアさえ条件を満たせば利用できます。
③ 4技能すべて必要なのか
ReadingとListeningだけではなく、
Writing・Speakingを含む4技能スコアが必要な方式があります。
④ スコアの有効期限
かなり重要です。
例えば、
「出願日から2年以内」
などの条件があります。
昔取得した英検が使えない可能性もあります。
⑤ 英検は何に使われるのか
出願資格なのか。
加点なのか。
得点換算なのか。
英語試験の代用なのか。
必ず確認してください。
⑥ 証明書の提出方法
Web上で番号を入力するだけなのか。
証明書を郵送するのか。
検定団体から大学へ直接送るのか。
大学によって違います。
⑦ 本当にその年度の情報か
これが非常に重要です。
英検利用方式は、
年度によって変更されることがあります。
実際、中央大学でも2027年度から英語外部試験利用方式の扱いが変更されています。
Google検索で上位に出てきた、
「2025年度入試」
「2026年度入試」
の記事をそのまま信用しないでください。
必ず自分が受験する年度の募集要項を確認しましょう。
MARCH・関関同立志望なら英検はいつまで受ける?
理想は、
高3夏頃までに使えるスコアを確保
しておくことです。
秋以降は、
志望校別過去問。
日本史・世界史の仕上げ。
現代文。
古文。
英語長文。
など、一般入試対策の比重が一気に大きくなります。
そこで、
「あと30点上げれば英検準1級受かりそう」
という理由だけで何度も英検対策へ時間を取られると、
本命大学の対策に影響する可能性があります。
英検利用を狙うべき人
特におすすめなのは、
高1・高2
時間があるため、準1級まで狙いやすい。
英語が得意
高CSEを取れるなら大きな武器になりやすい。
立教志望
英語資格スコアを一般入試で活用できるため、特に確認する価値が高い。
中央の英語外部試験利用方式を受ける
2027年度以降はスコアを合否判定に利用する学部もあるため、高得点を持っているメリットが大きい。
逆に英検取得にこだわりすぎなくていい人
高3秋になって、
英検2級にもまだ届いていない。
日本史が半分しか終わっていない。
古文も完成していない。
過去問にも入れていない。
という状態なら、
「MARCHだから準1級取らなきゃ」
と考える必要はありません。
英検なしで受験できる一般入試もあります。
その場合、
一般入試3科目を完成させる方が合格に近い
可能性があります。
受験は資格コレクションではありません。
まとめ|MARCH・関関同立なら「級」より入試方式を見る
最後にまとめます。
MARCH・関関同立の英検利用では、
英検2級レベルから利用できる方式があります。
一方で、
英検を本格的な武器にしたいなら、
準1級レベル、または高いCSEスコア
を目標にする価値があります。
ただし最も重要なのは、
「準1級を持っているか」
ではありません。
見るべきなのは、
**①どの学部なのか
②どの入試方式なのか
③CSE何点必要なのか
④英検をどう得点化するのか**
です。
同じMARCHでも、
明治と立教では英検の使い方が違います。
同じ中央大学でも、
学部によって必要条件が違います。
そのため、
「MARCHなら英検準1級」
のような一言だけで受験戦略を決めるのは避けましょう。
英検を取るべきか迷っているならStrategia
英検。
共通テスト利用。
一般方式。
全学部方式。
学部別方式。
MARCH・関関同立にはさまざまな受験方法があります。
重要なのは、
使える入試方式を全部受けることではありません。
自分の得意科目。
現在の偏差値。
英検CSEスコア。
残された勉強時間。
志望学部。
過去問との相性。
これらを見たうえで、
最も合格可能性の高い方式に勉強時間を集中すること
が重要です。
MARCH・関関同立専門塾Strategiaでは、
勉強管理だけでなく、
入試方式・併願校・過去問まで含めた受験戦略
を組み立てます。
「英検準1級を今から取るべき?」
「2級しかないけどどこで使える?」
「一般入試に集中した方がいい?」
そんな状態でも大丈夫です。
部活しかしてこなかった。
勉強には自信がない。
それでも難関大に行きたい人へ。
MARCH・関関同立を目指す方は、Strategiaの無料体験・受験相談をご利用ください。
英検や評定を持っていて秋の入試も検討するなら、MARCH・関関同立志望が公募推薦を受けるべきかも確認しておきましょう。