第一志望の過去問で3割しか取れない…この時期にやるべきこと
「第一志望の赤本を解いたら3割しか取れなかった」
「もう9月なのに、合格最低点に全然届かない」
「このまま第一志望を目指していいの?」
初めて第一志望の過去問を解いて、思っていた以上に点数が取れず、不安になる受験生はかなり多いです。
特にMARCH・関関同立を目指している場合、
30%。
35%。
40%。
という点数を見ると、
「さすがにもう無理なんじゃないか」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、結論から言うと、
この時期に第一志望の過去問で3割しか取れなくても、それだけで志望校を諦める必要はありません。
ただし、
3割だったのに、そのまま次の年度の過去問を解き続けるのはおすすめしません。
今やるべきなのは、
「もっと過去問を解くこと」
ではなく、
なぜ3割しか取れなかったのかを分解すること
です。
この記事では、
- * 過去問3割はどれくらい危険なのか
- * 3割だったとき最初に確認すること
- * 英語・国語・社会ごとの立て直し方
- * 過去問を一旦止めるべきケース
- * いつから再び過去問に戻ればいいのか
- * 志望校変更を考えるタイミング
まで詳しく解説します。
結論|3割という数字だけでは何も判断できない
まず最初に覚えておいてほしいのが、
同じ30%でも状況は全く違う
ということです。
例えばAさん。
英語の長文はかなり読めた。
ただ時間が足りず、最後の大問をほぼ解けなかった。
結果は30%。
一方Bさん。
時間は最後まで余った。
しかし単語も文法も分からず、ほとんど勘で選んだ。
同じ30%でも、
AさんとBさんでは今後やるべきことが全く違います。
つまり、
「3割しか取れなかった」では情報が足りない
のです。
最初に見るべきなのは、
点数ではなく、
失点の原因
です。
まずやること① 3割の原因を5種類に分ける
過去問を解いたら、間違えた問題を次のように分類してみてください。
① 知識不足
英単語。
英文法。
古文単語。
日本史・世界史用語。
そもそも知らなかった問題。
② 読解不足
単語は知っていた。
知識もあった。
それでも文章の意味を正しく取れなかった問題。
③ 時間不足
時間があれば解けたのに、
本番形式では最後まで到達できなかった問題。
④ 解法不足
現代文の選択肢処理。
英文の内容一致。
古文の主語判定。
整序問題。
大学独自の問題形式など、
解き方が分からなかった問題。
⑤ ケアレスミス
問題文の読み違い。
マークミス。
否定表現の見落とし。
単純な勘違い。
この5つに分けるだけでも、
次に何をすればいいかかなり明確になります。
3割だったときに一番やってはいけないこと
それは、
すぐ翌日に別年度の過去問を解くこと
です。
例えば、
2025年度 32%
翌日、
2024年度 35%
翌週、
2023年度 31%
となっても、
ほとんど成長していません。
これは過去問演習ではなく、
同じ弱点を確認し続けているだけ
です。
過去問は、
解いた量そのものに価値があるわけではありません。
重要なのは、
過去問で見つかった弱点を、
次に同じ形で落とさなくすることです。
3割なら、一度参考書に戻っていい
むしろ3割程度なら、
一度過去問を止めて基礎・標準レベルへ戻る
という判断が必要になることがあります。
これは逃げではありません。
例えば英語で、
長文がほとんど読めない。
↓
原因を調べる。
↓
単語帳の定着率が60%。
英文解釈もまだ途中。
この状態でMARCHの過去問を5年分解いても、
大きく点数は伸びにくいでしょう。
それなら、
2週間。
あるいは3週間。
単語と英文解釈を集中して仕上げる。
その後に再び過去問を解く。
こちらの方が効率的です。
英語3割|まず何を見るべき?
MARCH・関関同立志望の場合、
英語で大きく失点すると合格はかなり難しくなります。
そのため、
英語が3割程度なら、
最優先で原因を確認してください。
単語が分からないなら、過去問より単語帳
英文を読んでいて、
1文に知らない単語が何個も出てくる。
選択肢の単語も分からない。
という状態なら、
まだ過去問演習を続ける段階ではない可能性があります。
まず、
使っている単語帳を1冊仕上げる
ことを優先します。
この時期に新しい難単語帳へ手を出す必要はありません。
今まで使ってきた単語帳の完成度を上げましょう。
文法問題が取れないなら基礎へ戻る
文法問題が大量に出る学部で、
正答率が半分以下。
しかも、
「なぜその選択肢なのか説明できない」
なら、
文法参考書へ戻ります。
ただし、
参考書を最初から読み直す必要はありません。
過去問で落とした、
関係詞。
仮定法。
比較。
語法。
前置詞。
など、
弱点分野だけピンポイントで復習
します。
単語は分かるのに長文が読めない場合
このタイプは、
英文解釈が原因かもしれません。
例えば、
単語の意味は全部分かる。
でも一文が長くなると意味が取れない。
主語と動詞が見つからない。
whichやthatが出てくると崩れる。
こういう場合は、
長文問題集を増やすより、
英文解釈へ戻る
方が効果的です。
読めるのに3割なら「解き方」の可能性がある
逆に、
本文の内容はだいたい理解できている。
でも設問になると落とす。
この場合は、
知識不足というより、
問題処理の問題
かもしれません。
特に、
内容一致。
空所補充。
文挿入。
整序。
要旨問題。
などは、
大学ごとに特徴があります。
この場合は、
過去問の解説を読みながら、
「どこを根拠に判断すればよかったのか」
を確認してください。
時間切れで3割なら、かなり話が変わる
例えば英語の大問1・2はかなり取れていた。
でも時間切れで大問3・4をほぼ白紙。
結果30%。
この場合、
英語力そのものが3割というわけではありません。
必要なのは、
- * 長文を読む速度
- * 大問ごとの時間配分
- * 捨てる問題の判断
- * 設問を先に見るかどうか
- * どこで時間を使いすぎているか
などの修正です。
このタイプは、
基礎に何週間も戻るより、
時間制限付き演習
を増やした方が伸びる可能性があります。
国語3割|現代文と古文を分けて考える
国語で3割しか取れなかった場合、
「国語が苦手」
で終わらせないでください。
現代文なのか。
古文なのか。
漢文なのか。
さらに現代文でも、
評論。
小説。
語彙。
漢字。
で原因が異なります。
現代文|根拠なく選んでいないか
現代文で一番危険なのは、
「なんとなくこれっぽい」
で選択肢を選ぶことです。
復習するときは、
正解の根拠が本文のどこにあるか
必ず確認してください。
さらに、
なぜ自分が選んだ選択肢がダメなのか。
まで説明します。
現代文は、
答えを覚えるのではなく、
選択肢を判断する過程
を修正する必要があります。
古文|3割ならまず知識不足を疑う
古文が全然取れない場合、
最初に、
- * 古文単語
- * 助動詞
- * 敬語
- * 主語判定
を確認します。
特に、
古文単語がまだ曖昧。
助動詞の意味・接続が分からない。
敬語の方向が取れない。
という状態なら、
過去問より基礎へ戻りましょう。
古文は、
基礎知識の影響がかなり大きい科目です。
そのため、
短期間でも基礎を固め直すことで、
点数が一気に変わる可能性があります。
日本史・世界史3割|むしろ原因が分かりやすい
社会で3割なら、
比較的やるべきことは明確です。
基本的には、
知識不足
である可能性が高いです。
ただし、
一問一答だけをひたすら回すのも注意が必要です。
MARCH・関関同立では、
単純な用語暗記だけでなく、
時代の流れ。
因果関係。
人物と出来事の対応。
文化史。
史料問題。
なども問われます。
社会は「全範囲を終える」ことを優先する
例えば日本史で、
古代90%。
中世85%。
近世80%。
近現代10%。
という状態。
この場合、
古代を95%にするより、
まず近現代を60〜70%まで持っていく方が重要です。
過去問3割の段階なら、
細かい知識を極めるより、
全範囲の穴をなくす
ことを優先してください。
過去問を止める基準
では、
どんな場合に一旦過去問を止めるべきなのでしょうか。
一つの目安として、
本文自体がほとんど理解できない
基礎知識不足による失点が多すぎる
社会の未習範囲が大量に残っている
古文単語・文法がまだ完成していない
英単語帳が十分定着していない
このような場合です。
過去問は、
基礎を作ってくれる教材ではありません。
現在の弱点を見つける教材
です。
弱点があまりにも多ければ、
一度戻る必要があります。
逆に過去問を続けた方がいいケース
3割だったとしても、
次のような場合は過去問を続けながら改善してもいいでしょう。
時間が足りなかっただけ
大学独自形式に慣れていない
特定の大問だけ極端に悪かった
基礎問題は十分解けている
解き直すとほとんど正解できる
この場合、
学力そのものより、
実戦慣れ
が必要な可能性があります。
何週間参考書に戻ればいい?
ここで、
「じゃあ12月まで参考書やります」
となるのも違います。
おすすめなのは、
期限を決めて戻ること
です。
例えば、
今週〜2週間後まで。
英単語を総復習。
英文解釈を完成。
古文単語を完成。
日本史の近現代を一周。
そして、
2週間後に同じ大学の別年度をもう一度解く。
点数が、
30%→45%
になれば、
勉強の方向は合っています。
30%→31%
なら、
やり方をもう一度見直します。
目標は「いきなり合格点」ではない
3割しか取れなかった受験生が、
次の過去問でいきなり7割を目指す必要はありません。
例えば、
1回目 32%
↓
2回目 43%
↓
3回目 52%
↓
4回目 61%
というように、
少しずつ近づけばいいのです。
重要なのは、
同じ原因で失点しなくなっているか
です。
「3割しか取れないから志望校を下げる」は早い?
この時期なら、
点数だけを理由にすぐ志望校を下げる必要はありません。
まず見るべきなのは、
残り期間で修正できる失点なのか
です。
例えば、
単語不足。
古文単語不足。
社会の未習範囲。
こうした問題は、
比較的短期間で改善できる可能性があります。
一方、
長文をほとんど読めない。
基礎から大きく抜けている。
全科目で3割前後。
さらに学習時間も確保できない。
という状態なら、
併願校も含めて受験戦略を現実的に考える必要があります。
ただし、
第一志望を下げることと、
安全校を準備することは別です。
第一志望は維持しながら、
第二志望。
第三志望。
安全校。
をきちんと設定することもできます。
3割からまず5割を目指す
過去問3割の受験生におすすめなのが、
いきなり、
「合格最低点を超える」
ではなく、
まず5割を安定させる
という目標です。
そのために、
取れる問題を落とさない。
基礎問題を取る。
知識問題を回収する。
時間切れを減らす。
この4つを優先します。
難問を1問取れるようにするより、
基本問題を3問取りこぼさなくなる方が、
合格には近づきます。
MARCH・関関同立で重要なのは「取れる問題を取る力」
難関大学だからといって、
すべての問題を解ける必要はありません。
むしろ本番では、
自分に解けない問題が必ず出ます。
重要なのは、
難問を解く能力より、
合格者なら取る問題を確実に回収すること
です。
過去問3割の段階では、
難しい問題を攻略しようとするより、
まず、
「本当は取れたはずの問題」
を確認してください。
復習するときに必ず作ってほしい記録
過去問を解いたら、
最低限、
年度。
得点。
時間。
失点原因。
次にやる教材。
再挑戦日。
を記録しておきましょう。
例えば、
英語 38%
原因:
単語不足 6問
時間不足 5問
内容一致 4問
対策:
単語帳1〜1200復習
長文1日1題
内容一致の根拠確認
再挑戦:
2週間後
という形です。
ここまで決めると、
過去問が単なる実力テストではなく、
学習計画を作る教材
になります。
この時期に一番危険なのは「焦って全部やる」こと
3割という点数を見ると、
英語もやばい。
古文もやばい。
日本史もやばい。
新しい参考書も必要。
赤本も毎日やらないと。
となりがちです。
しかし、
全部やろうとすると、
結局全部中途半端になります。
必要なのは、
今一番合格点を上げられるところから直すこと
です。
例えば、
日本史を3週間で30点伸ばせる。
英語の単語不足を2週間で改善できる。
古文単語を1週間で固められる。
なら、
そこから始めます。
まとめ|過去問3割は「終わり」ではなく診断結果
第一志望の過去問を解いて、
3割。
ショックだと思います。
しかし、
その3割は、
「あなたは不合格です」
という結果ではありません。
現時点で何が足りないかを示している数字
です。
重要なのは、
3割だった。
↓
落ち込む。
↓
次の年度を解く。
ではありません。
3割だった。
↓
失点原因を分類。
↓
参考書に戻る。
↓
弱点を修正。
↓
再び過去問。
↓
改善したか確認。
このサイクルです。
過去問は、
合格できるか占うための教材ではありません。
合格するために何を直せばいいか教えてくれる教材
です。
第一志望で3割しか取れず不安な人へ|Strategia
「過去問を解いたけど、何を復習すればいいか分からない」
「参考書に戻るべきなのか、過去問を続けるべきなのか判断できない」
「3割から本当にMARCHまで届くのか不安」
こうした悩みは、
点数だけ見ても解決できません。
必要なのは、
なぜその点数になったのかを分析すること
です。
MARCH・関関同立専門塾Strategiaでは、
過去問をただ解かせるだけではありません。
過去問の結果から、
単語不足なのか。
読解不足なのか。
時間不足なのか。
知識不足なのか。
解法の問題なのか。
を分析し、
次にどの参考書へ戻るべきかまで決めます。
さらに、
週ごとの学習管理。
参考書の進捗確認。
過去問演習。
弱点修正。
を繰り返し、
志望校との点差を少しずつ縮めていきます。
部活しかしてこなかった。
夏まで勉強できなかった。
第一志望の過去問は3割。
それでもMARCH・関関同立を諦めたくない人へ。
今必要なのは、
闇雲に勉強量を増やすことではありません。
残された時間で、どこから点数を上げるかを決めることです。
Strategiaでは、MARCH・関関同立を目指す受験生の無料体験・受験相談を受け付けています。
過去問で点が取れない原因が基礎にある場合は、9月から基礎と実戦をどう両立するかを先に整理しておくと立て直しやすくなります。
英語の過去問で最後まで解き切れない場合は、MARCH英語の時間不足の原因を確認してから復習すると、次に戻るべき教材が見えやすくなります。